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タヌム(スウェーデン西南部 ノルウェー国境近く)

世界遺産タヌムの岩絵 氷河期の終わり もともと海だったところに岩が隆起して出来た地形

360カ所にわたり4万の赤い絵が描かれている 青銅器時代 3200年前から1000年かけて描かれた

まだ文字のないころ すでに絵が描かれていた 赤い塗料は絵が見やすいように発見後にくわえられた

タヌム 紀元前12世紀 青銅器時代
タヌムの岩絵2
タヌムの岩絵
タヌムの岩絵 (3)
タヌムの岩絵 (2)
タヌムの岩絵 (1)

バイキングを思わせる船が一万隻と最も多く描かれている しかし魚はゼロ

タヌム バイキング船

現在4万の絵が発掘されているが その倍の絵がまだ土の中に埋まっている

日本の拓本の技術を生かし版画の様に岩の絵を紙に写し取る作業が行われている

岩山の絨毯のようなコケをはがし水をかけると絵が現れる

3500年前の青銅器馬車も発見されている

3500年前の青銅器馬車


ヴァルベリ無線電信局 ヴェルベリ無線電波局

高さ127メートル鉄塔は大西洋の彼方を見つめていた 20世紀初めスウェーデンが国を挙げて取り掛かった大プロジェクト

巨大な電波塔は遥か彼方のアメリカに暮らす家族に電波を送るために建てられた

ヴェルベリ無線電波局
ヴァルベリ無線電波局
ヴァルベリ無線局

以前はたった1行のメッセージをアメリカに送るだけで月収の10分の1もした 12000円もした

かつてこの国はヨーロッパの中で最も貧しい国の一つであった そのため19世紀から20世紀にかけてアメリカへ移住する人が多くいた

国民の4分の1にあたる100万人が6000キロも離れたアメリカに移住した 

スウェーデンと気候風土がよく似ていたためスウェーデン移民の多くはアメリカミネソタ州に渡っていった 

農家の次男3男は ほとんど新天地を夢見て アメリカの各地へ散らばっていった 

1925年 電波塔は完成した 貧しい国の予算から数十億円を投資して造られた電波塔

ヴァりべリから送信 ロングアイランドで受信を行った 当時はまだ音声を送ることはできなかった

言葉を一つ一つテープにパンチングして送られた モールス信号化された電波を6基のアンテナから発信

メッセージは電報としてスウェーデン移民に届けられた 毎分2100回転する大きなモーターのモールス信号機

電波は切ったりつないだりして贈られた アレクサンダーソンはアメリカ移民の一人でスウェーデン生まれの天才科学者 

彼が当時の電波通信に大いに役立った しかし たった数年で短波が登場し巨大な電波塔は時代遅れの産物となってしまった

短波は小さな出力で世界各地に発信することが可能だった 電波塔は1995年の取り壊しの危機を乗り越え世界遺産となった

今でも年に3回だけ通信を行っている 毎年7月 無線愛好会が受信を行っている


<もくじ>
1基本情報
2歴史
3ストックホルム~基本情報&料理
4ストックホルム~ノーベル賞関連
5ストックホルム~王室 王宮 関連
6カルマル エーランド島
7世界遺産 タヌムの岩絵と電波塔
8その他の名所