テスト

大晦日 今年は思い切って倉庫の中を大掃除する事にしました。すると倉庫の中から大量のゴミが発生しそのゴミを捨てるためゴミ捨て場にやって来ました。
そしてそこには大量のわらと何故か鬼のお面が捨てられていました。その光景を見たとき秋田出身のある鬼のことを思い出しました。

そのころ秋田県の家々では綺麗に清掃された玄関の前である恐ろしい生物がやって来るのを首を長くして待ち続ける人々がいました。
毎年 大晦日に限ってどこからともなく酒飲みのその恐ろしい生物が現れるそうです。

そして夕方が過ぎたころ人々が待ちに待ったその奇怪な生物が現れました。その生物の姿は体中わらをまとった まさにゴミ箱から出てきたよう格好をしてました。
しかしその顔は非常におっかなくまさに鬼でした。さらに物騒(ぶっそう)にも両手にそれぞれ出刃包丁とカマもっての登場でした。

その鬼の口に生えた牙は凄い物の ただ頭に生えた貧弱な角だけはカタツムリより劣ってました。その鬼の正体は なんと秋田名物の一つ〃なまはげ〃でした。
なまはげは怠けてる子供を懲(こ)らしめる目的で「悪い子はいねがー」「泣ぐコはいねがー」と叫びながらそれぞれの家を出歩きます。

普段なら鬼だけでなく汚い恰好をした生物や酒飲みはどちらかと言うと嫌われる存在ですが秋田県民と〃なまはげ〃だけは例外のようです。
今回も秋田県民は大歓迎でその生物を家の中に招き入れます。さらに主人はその年 家族がしでかした悪事を釈明(しゃくめい)しその奇怪な生物と一緒に楽しく酒を酌み交わすそうです。

しかし秋田県民は鬼(その奇怪な生物)とこれだけ仲良くなれたらもう怖いもの知らずのまさに鬼に金棒のようです。

そして〃なまはげ(鬼)〃が帰って行ったあと〃なまはげ〃が床に落としていった。わらは御利益があると信じられお守りとして使われるそうです。

(余談)ちなみに秋田県の名前の由来はその昔 秋田県は土壌が悪く農作物が育ちにくかったそうです。
それに発狂した農民が〃悪だ(あくだ)〃と叫び それがそのまま地名となり秋田県は悪田(あくだ)県となったそうです。

しかしその地名があまりに評判が悪かったためのちに秋田県と改名されたそうです。

なまはげ