テスト

30~40年前のタイの奥地では足場の悪い山道を重いお尻を持ち上げ〃どっこいしょ〃と登って行く大きく太った象がいました。
さらにその象の背中の上には大量の木材が担ぎ込まれてました。象が一歩前に踏み出すたびに山が崩れそうなそんな危険な光景でした。

そんなタイの奥地で行われていた危険な作業が今まさに秩父夜祭でも行われようとしてました。

そしてちょうどそのとき秩父夜祭の会場では鼓膜(こまく)が破れそうなほどの大声援の中 一番手の神輿がさっそうとやって来ました。
しかしその先にはアリ地獄のような急な団子坂が待ち受けているのでした。

さあ一番手の神輿はその天まで届きそうな団子坂の手前で一旦停止をし気合の入れ直しをはかります。そして精神統一をしたのち一気に登り切ろうという作戦でした。
そして制限時間いっぱいとなりました。すると担ぎ手の選手たちは十分に踏ん張り急発進の前のエンジン音のように うなり始めました。

そしてリーダーの合図と共に神輿はロケットが発射するように一気に坂を駆け上がって行きました。すると〃あっ〃という間に坂の頂上が見えてきました。
なんて事はない神輿は楽勝で坂を上り切ったと思ったその時でした。なんと 坂の頂上あともう一歩のところで神輿はピタリと止まってしまいました。それは間違いなくガス欠でした。

しばらくすると何とも不吉な現象が なんと神輿の赤提灯の明かりが一つ一つ〃ポツリ ポツリ〃と消え出しました。 
そしてとうとう力尽きた神輿の担ぎ手が土砂崩れのように坂を転げ落ちて行きました。灯を失った神輿はブルブルと震えたままズルズルと坂を下り始めました。

何とも無残な結末に見物客の中から悲鳴にも似た泣き叫ぶ声が聞こえてきました。

そのとき団子坂を転げ落ちそうになっていた神輿はまさにこんな状態でした。 (1)
そのとき団子坂を転げ落ちそうになっていた神輿はまさにこんな状態でした。 (2)
力尽きて団子坂から転げ落ちた担ぎ手を表現した写真!

ーーーーーこのあと誰もが予想していなかった奇跡が起こります。

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