テスト

秩父市内の団子坂では先程に賑わいが嘘のように静まり返ってました。
そんなとき団子坂に〃のこのこ〃と亀のように〃ゆっくり〃と歩いて来たのは なんと2番手に着けてたお相撲さんが担ぐ神輿でした。 

そしてお相撲さんたちもも すぐにその異変に気づきました。
そのとき一人のお相撲さんが ふと団子坂の上を見ると なんとそこには今にも転げ落ちそうな瀕死(ひんし)状態の神輿を発見します。

するとお相撲さんたちは あろうことか なんと自分らの神輿をその場に置き坂を駆け上がり1番手の神輿の助けに入りました。
思わぬ救世主の登場により一番手の神輿は死にかけ寸前のところで何とか命を取り留めました。

そしてそれを見た見物客からは割れんばかりの拍手と大歓声が鳴りやむことはありませんでした。
見物客の中から〃ありがとう〃と言うお相撲さんに対する感謝の声が送られました。そのときは僕も感動で目が潤んでました。

そして団子坂の神輿はギシギシときしむ音を立てながら ゆっくりとゆっくりと団子坂を上ります。さあ あと一歩でした。あともう少しで坂を上り切るところでした。
そして最後の一歩を踏み出した次の瞬間 見事に神輿は坂を上り切りました。

すると坂を登り切ったことを祝福するかのように秩父の真っ暗な空に大きな打ち上げ花火が数発〃ドードーン〃と上がりました。
あれ ふと気づくとさっきまで観戦してた僕も神輿押しに参加してました。

それだけでなく隣を見たら あの高笑いのおじいちゃんも いや たくさんの女性や子供も一緒に神輿を押してました。そうですそれは担ぎ手だけでなく みんなで勝ち取った勝利でした。
すると あら不思議さっきまで消えてた神輿の赤提灯の明かりが復活しました。しかも 今まで以上に明るく光ってました。

しばらくすると神輿のゴール地点である御旅所(おたびしょ)に到着しました。
すると 空からはポツリポツリと何やら振り出してきました。雨かと思ったのですがそれは なんと雪でした。

素晴らしい祭りに参加でき最高の気分でした。そして なんとなく来年はいい年がきそうなそんな感じがしました。

毎年 夏は花火とビールですが その日の晩は打ち上げ花火と甘酒で乾杯しました。

日本の冬の花火と言ったらやっぱり秩父夜祭
日本の冬の花火と言ったらやっぱり秩父夜祭
冬の花火によく合うのはビールではなく甘酒でした。