テスト

(基本情報)
モルティブは赤道付近の北半球に位置するが 赤道を超え南下すると南極まで一つも国がない

モルティブは1200個もの小さな島々からなる国 国土の99%が海 残りの1パーセントが陸地 

陸地の合計面積は佐渡ヶ島の3分の1 人口は33万8千人

周りを海に囲まれた輪ゴムのような形の国 国の周りと国の真ん中(中央)の大部分が海   

モルティブとは島々の花輪の意味 それらの島々はサンゴで構成されている 

実際 上空から見ると多くの島が輪っかのようにつながっている 真珠の首飾りと言われる 

こうしたリング状のサンゴで出来た島を環礁(かんしょう)島とも言う 建築素材が少ないためサンゴで出来た家も多い

99%が海の国(※陸地は1パーセントのみ)モルティブ

伝統の船は設計図なしで作り上げる イスラム礼拝のある金曜日は各家庭で御馳走が作られる

公用語はディベヒ語だが英語もよく通じる USドルが多く出回っている

(リゾート開発)
外貨収入が70%で 内観光業がGDPの3分の1 年60万(モルティブ人口の約2倍)の観光客が訪れる

島ごと外国の資本家に貸し出し 観光開発を行っている すでに100以上の島がリゾートとなっている

リゾート開発は1970年代から始まった 1つの島に たった一つのホテル それでも全部で100カ所以上ある

宿泊費は1泊12万円 船の中での宿泊も可能 それでも1泊5000円もする  モルティブへは 年 50万の人が訪れる

モルティブ リゾート
リゾート開発が進む モルディブ

(海底レストラン)全面ガラス張り

海底レストラン
海底レストラン2
海中ホテルの部屋

(モルティブの島々)
空港の島 ゴミ処理の島 無人島 リゾートの島 魚加工の島 刑務所の島 など島ごとに使い分けている

首都の島
魚工場の島
空港の島
刑務所の島

漁師だけが暮らす島はサンゴで出来た家に住んでいる  海ではバンドウイルカの群れ ウツボにジンベイザメが見られる

モルティブ人は毎日サンゴの砂で歯磨きをする 

(ドーニ)庶民の足となる公共の船 運賃1ドル

ドーニ

(水問題)
シャワーの蛇口は2つあり 一つは海水 無料 もう一方は真水 高額 真水が最も貴重 

東京の場合4人家族の水道代が7000円なのに対してモルティブは15000円もかかる

ただ近年 海水から塩分だけを取り除き 真水を作り出す施設が完成 それでもまだ水が足りない

海水から真水を作り出す機械

とりわけ洗濯が大変 そのため 雨水をためて使用している

(歴史)
モルティブ人の先祖は紀元前5世紀頃 南インドやスリランカから来た 

6世紀頃 スリランカから仏教が伝わった 当時は仏教徒が多かった 今でも博物館にサンゴで作られた当時の仏像が残っている 

様々な人種からなる仏像  髭を生やしたポリネシア(ハワイ)人 その髭の下から牙を生やした仏像など

ヨーロピアン(白人)風の仏像 仏教遺跡からローマのコインまで出土している

サンゴに掘られた仏像

しかし 12世紀 海のシルクロードがモルティブにイスラム教を広めた 

船に乗ったアラブ人がモルティブにイスラム教徒を広げたとされている 現在では ほぼ100%のモルティブ人がイスラム教徒

モルティブのイスラムモスク
正装に着替えて海水浴 モルティブのイスラム教徒

モルティブのカレンダーには日の出とイスラム教に関する お祈りの時間がのっている

15~16世紀以降ポルトガル 17世紀 オランダ その後 イギリスにも支配される 

第2次大戦時の 1942年にはシンガポールを攻略した日本軍がインド洋に進出した  

現在も海に残る全長140メートルの沈没船はその時にイギリス軍の攻撃を受けた日本軍の物 

今 日本軍の沈没船は サンゴに埋め尽くされ魚たちの住みかとなっている そして沈没船から出た油は今も海の水面に浮かんでいる

モルティブの海にすずむ沈没船

モルティブは1965年にやっとイギリスから完全独立を果たす


<もくじ>
1 基本情報&歴史
2 漁業&飲食
3 名所