テスト

その日の海水は透き通っていて透明度は〃抜群〃ようでした。そしてそこは植物が生(お)い茂る自然豊かな海底でもありました。
しばらくすると海底に生える海藻を縫うようにして多くの魚が泳いでいる事に気づきました。

さらに向こうの方には沼でもないのにカッパのような生き物が見えて来ました。しかし残念ながら若干(じゃっかん)暗くて見えずらい状態でした。
そんなときは手元のレバーを操作するとよいとの事でした。そのレバーは乗客の見たい方向に合わせてサーチライトが動くと言う優れ物でした。

しかし先程のカッパの様な生き物は単なる藻(も)の塊(かたまり)でした。

しばらくすると指令室から間もなく引け上げるようにとの命令がありました。そして潜水艇が引き揚げ準備に入りました。
しかしそのとき なんと乗客の目の前に人の背丈ほどある大きな目ん玉が現れました。しかもその大きな目はギラギラと光ってました。

さらにその先には大蛇が数匹 潜水艇の真横に迫って来ました。いいやそれは大蛇ではなく なんとダイオウイカの足でした。
しかもそのダイオウイカは誤って大量の電気クラゲを食(しょく)してしまいグロッキー状態でした。

何とも可哀そうにダイオウイカは〃ビリビリ〃と音を立てながらどうやら電気が全身に回ってしまったようでした。しかしそれを〃ゆっくり〃見ている余裕はありませんでした。
次の瞬間ダイオウイカから〃ビッビビ〃と電気が稲妻となって小型潜水艇に襲い掛かって来ました。そしてついに〃ボォン〃と言う音と共に潜水艇の電源はショートしてしまいました。

小型潜水艇はダイオウイカから電気をもらい見事に感電してしまいました。
そしてそのとき真っ暗となった海底を小型潜水艇はゴロゴロと転がってました。すると なんとその小型潜水艇を大きな大仏の手が拾い上げたのでした。

しばらくすると潜水艇はバックアップ電源に繋ぐ事に成功しました。そして小型潜水艇は再び照明を灯します。すると真っ暗だった海底は〃パッ〃と一気に明るくなりました。

するとそこには壮大な海底神殿の遺跡群が現れました。

海中を漂う大量の電気クラゲ
海底に沈む古代遺跡 (1)
海底に沈む古代遺跡 (2)
電気を食らって瀕死状態のダイオウイカ
電気を食らって瀕死状態のダイオウイカ

ーーーーーこのあと なんと開園以来初めてとなる大惨事が海底で起こってしまいます。つづきをどうぞ