テスト

さて沢山の蚕が飼われてる工房へとやって来ました。そこではこれから蚕に沢山の まゆを造らせて最終的に光沢のあるシルク(絹きぬ)を完成させようとしてました。

そこでは蚕が絨毯(じゅうたん)のように敷かれた桑(くわ)の葉の上でニョキニョキと動きながらお食事中でした。
そこへ網を数枚かぶせるとそれらの蚕は窮屈(きゅうくつ)な所から抜け出そうと次々とその網に引っかかります。

そしてその網を持ち上げると あら不思議 桑の葉と蚕が綺麗にわかれました。どれ一つとして反抗することもなく何とも扱いやすい生き物でした。
さらにスコップを使い升形に区切られた箱の中へ大量の蚕を無造作に入れて行きます。そしてそれらの蚕入りの箱を宙に吊るします。

すると今度は蚕の重みでそれらの箱が〃ぐるぐる〃と回り出しました。その装置は電動ではなく なんと大量の蚕が自ら箱を動かしてました。
しばらくすると なんとそれぞれの蚕はそれぞれの升目の中に収まって行きました。何とも便利な生き物です。

その升目の中でそれぞれの蚕は3日間かけて まゆ玉を造ります。蚕は口から細い糸を吐き出し器用に極細の糸を編んで行きます。
そのとき蚕の頭は まるで編み物のように糸を編みこむ熟練工の手のように見えました。

やかて半透明のカプセルが出来上がります。そして3日後には蚕の姿は消えそこには蚕入りの真っ白の まゆ玉が幾つも出来上がってました。

ちなみに蚕は一匹二匹ではなく牛や象のように一頭二頭と数えるそうです。

極細の糸を吐きながら起用にまゆを編みこんで行く蚕(カイコ) (1)
極細の糸を吐きながら起用にまゆを編みこんで行く蚕(カイコ) (2)
箱は蚕の重みでグルグルと回りながらそれぞれの升目の中に収まっていきます。

ーーーーーこのあとまゆは箱から取り外され巨大な乾燥機の中で熱風乾燥されて行きます。

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