テスト

形が整った山(チカピンヒル)が崩れた事により大量の地下水が山の中を流れ込みました。そしてその水はやがて山をぐるりと一周流れる川となりました。
そこで誕生したのがその川に丸太(ボート)を浮かべその丸太に乗り山の中を探索するアトラクション〃スプラッシュマウンテン(水しぶきの山)〃でした。

そして今日も丸太に乗っての川下りを楽しもうと多くの観客が行列を作り今か今かと自分の順番が来るのを待ってました。
そして目の前に〃どっぷり〃と浮かんだ大きな丸太がやって来たところで早速その丸太に乗り込み探検ツアーに出かける事となりました。

ここ最近ずっと天気が良かったおかげで川の流れも穏やかでした。さて岩の渓谷を過ぎると木々が生(お)い茂る森の中へと入って来ました。
そこにはアヒルやガチョウやワニなどが〃わいわい がやがや〃と日本語で雑談会してました。さらにウサギとカメにカエルが演奏会を開いてました。

何とも賑やかで平和な世界がそこにはありました。しかしそれは あの大惨事が発生する前までの話でした。
周りの乗客はその最後に起こる悲惨な結末を知っているか本来なら楽しいはずの動物たちの大宴会も強張(こわば)った表情で見てました。

そしてついにその予期せぬ出来事の前兆となる事故が発生してしまうのでした。そのとき丸太は運悪く川底の岩に引っかかり乗り上げてしまいました。
するとそれまで聞こえていた川のせせらぎが海を流れる波の音に変わりました。いいやそれは なんと大荒れの嵐の音でした。

そしてついにその時がやって来ました。後ろからやって来た大きな丸太にお尻を〃ガツーン〃と突かれました。
それは まるでハンマーで後頭部を強打されるより大きな衝撃でした。するとそのはずみで我々が乗った丸太は高さ16メートルの滝つぼへと真っ逆さまとなりました。

それはまさに太平洋のど真ん中に投げ捨てられた丸太のようでした。
そして目の前が真っ暗になりさらに頭の中が真っ白となったところで丸太乗り場のゴール地点へとたどり着きました。

丸太を下りてもしばらくの間は放心状態が続くこととなりました。

1動物たちの演奏によるのどかな川下りのスタート
2しかし後ろからやって来た丸太に追突されます。
3そして16メートルの高さから滝つぼへ真っ逆さまとなります。
4この写真は見事にあの時の惨事をうまく表現しています。

ーーーーこのあと山を壊したアライグマのラケッティのその後についてです。つづきをどうぞ