テスト

牛肉が鍋の中で赤ワインと一緒にじっくり煮込まれた〃とろける〃ようなその御馳走は洋食界の王様ともいえるビーフシチューです。
なんと裏磐梯にはそんな〃御馳走(ごちそう)〃色をした何とも美味しそうな沼があるそうです。それが裏磐梯の山のふもとのすぐ近くにある銅沼(あかぬま)です。

とっても美味しそうな色をした沼ですがしかしその沼は非常に強い酸性を含むとても危険な沼でもありました。
その沼の一帯は水蒸気と火山ガスが立ち込める場所にあり また火山ガスに含まれる硫黄は水に溶けると なんとも恐ろしい硫酸になるそうです。

さらに磐梯山の土壌には多くの鉄分が含まれていて そうした鉄分と硫黄が雨水などによって銅沼へと注ぎ込こまれていきます。
そして沼にそれら火山の鉱物が溶け込んで沈殿することで赤褐色(赤茶色)のビーフシチューのような銅沼が出来ていたのでした。

そしてその強い酸性を含んだ銅沼の水は下流の沼へと流れていきます。さらにそれぞれの沼に地下水が流れ込んでいきます。
そうやってそれぞれ違った酸性濃度の沼が出来上がります。そのようにして酸性の濃度に応じて沼の色に違いが生まれていたのでした。

しかし水質の違いだけでだけであんなに様々な色の沼が出来るとは思いませんでした。

見事なビーフシチュー色に染まった銅沼(あかぬま=裏磐梯)

ーーーーこのあと明治時代に起こったあの大惨事を振り返ります。

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