テスト

硫黄島はアメリカ軍の大爆撃を受け島全体が赤々と燃え上がる太陽のように変化してしまいました。

しかし数日後 島はすっかり燃えつくされ今度は月のように灰色の世界が広がっていました。

そのときでしたの遥か向こうから島へ向かって黒い波が押し寄せていました。数分後 島の南側はすっかりその黒い波に支配されてしまいました。
硫黄島の南側は細い半島のようになってます。そしてその半島の先にはタコの吸盤にも似たすり鉢状の〃すり鉢山〃があります。

そのすり鉢山のあたりから鉄砲を持った大勢の兵隊が(は)いつくばるようにして島に上がって来ました。そして 瞬く間に島は大勢の兵隊で覆い尽くされます。
そうです それはアメリカ軍の硫黄島上陸作戦でした。そして あの黒く見えていた波はすべてアメリカ軍の軍艦の(むれ)でした。

実は硫黄島は小さく半日もあれば島を一周出来るほどの大きさだそうです。その小さな島に日本兵だけで2万人さらにそのときアメリカ軍が なんと6万人も上陸して来たのでした。
小さな島は一気にアメリカ軍で溢れかえる事になります。アメリカ軍兵士は常にマイペース終始笑顔でリラックスしてました。

一方 日本兵は恐怖におびえ常に こわばった表情してました。日米のその兵士の表情を見ただけでももう勝負はあったかのように見えました。

実は戦争中 日本では英語教育を禁止していたそうです。ところがアメリカ兵は戦略上(せんりゃくじょう)日本人をもっと知ろうと言いう事で日本語の勉強をしていたそうです。
その甲斐あってか そのころ親日のアメリカ人が増えたとも言われています。

そして アメリカ軍の硫黄島上陸の時も兵士は常に笑顔を絶やすことなくその様子はまるで大好きな日本旅行か?はたまたピクニックにも出かけるような気楽さでした。

硫黄島上陸
硫黄島上陸

ーーーーーーーーーこのあと 日本を完全になめてたアメリカ軍に試練が訪れます。つづきをどうぞ