テスト

今から約100年前の1910年(明治43年)日本郵船が新たに牛肉とカレーを佃煮のように煮込んだドライカレーを始めました。
残った牛のすね肉や野菜を無駄なく使おうとシェフが考えた知恵のたま物でした。現代風で言うところのキーマカレー(※そぼろカレー)と言ったところでした。

もちろんそのカレーも一等室のお客様がいただく高級な料理でした。一方その頃 東京では一般大衆食堂でカレーうどんだけでなく安価なカレーライスも売られるようになりました。
しかしそれは悪魔でも東京の話で全国規模とまでは行きませんでした。そして大正15年(約90年前)大阪のハウス食品が初めて家庭用のカレー粉を発売しました。

しかしハウス食品のカレー(※家庭用)が売れ出すのはそれよりも20年以上先の戦後に入ってからの事でした。

さて時代は激動の昭和(約90年前)へと突入します。昭和2年 大手食品メーカーの中村屋が新宿に喫茶店を開きます。
そしてそこでボルシチ(※ロシアの煮込み料理)と〃純インド式カリ・ライス〃を始めます。すると大衆食堂のカレーライスの数倍の値段にもかかわらず一日300食を売り上げたそうです。

さらに大阪でも昭和4年(約90年前)に梅田の阪急百貨店内の大衆食堂で安価なカレーライスが売り出され大繁盛したそうです。

昭和初期(約90年前)大阪の阪急百貨店出だされていた安価なカレーライス (1)
日本郵船の船の中で出されていた高級ドライカレー
大手食品メーカの老舗〃中村屋〃が昭和初期(約90年前)に出したカレーライス
昭和初期(約90年前)大阪の阪急百貨店出だされていた安価なカレーライス (2)

ーーーーこのあとついにカレーライスやカレーうどんよりも手軽に食べられる便利な食べ物が開発されます。

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