テスト

しばらすると真っ白い雲から日光が少し顔を出しました。すると蔵王の天気もにわかに晴れてきました。
太陽に暖められた大量の雪がポタリ ポタリと音を立てながら少しずつ溶けて来ました。

そしてそのとき雪の中から〃ひょっこり〃と頭を出したのは なんとあのスノーモンスターでした。しかしその大きな顔はモンスターとは程遠いとれも穏やかな表情をしてました。
そして観光客は次々とその雪に埋もれた大きな頭の前に立ち手を合わせてました。さらに観光客(参拝客)は頭の前に置かれた賽銭箱の中に小銭を入れてました。

どうやらそのスノーモンスターの頭のように見えていたのは安全祈願のご利益のある大事なお地蔵さんでした。
そのお地蔵さんは240年前に建てられた物で背の高さは なんと2メートルもあるそうです。

しかしその雪が肩まで漬かったお地蔵さんの姿は まれで温泉に漬かっているようにも見えました。そうですここ蔵王は蔵王温泉としても有名です。
実は僕も1999年のときにその酸性の酸っぱい温泉に漬かったことがあります。

温泉の発見は非常に古く今から約1900年前とされてます。標高880メートルのところにある蔵王温泉はその昔 高湯温泉と呼ばれていたそうです。
しかし その後 春と夏のトレッキングや冬のスキーなど蔵王観光が有名となりそれにあやかるように高湯温泉も蔵王温泉と改名することになりました。 

蔵王温泉はいくつかの共同浴場や日帰り入浴さらに足湯の施設もあります。また春から秋にかけては川沿いに大露天風呂が作られ蔵王温泉の名物となっているそうです。

そのころ蔵王のスキー場では日が落ちてより一層 寒さが増していました。昼間は真っ白の姿をした樹氷林も夜になると色鮮やかな芸術作品へと姿を変えていました。
生き生きとした赤い色でライトアップされた樹氷林はそのままスノーモンスターへと姿を変え今にも動き出しそうな雰囲気を作り出してました。  

1肩まで雪につかる蔵王のお地蔵さま
2心も体もあったまる蔵王温泉
3今夜 スノーモンスターの復活なるか?