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ーチェルノブイリの原発事故ー

チェルノブイリは首都キエフから約130キロ郊外にある

1986年 スウェーデンが最初に原子力発電所から漏れた放射能を発見した。

事故当初は放射能物質が100~200メートル上空まで舞い上がった そして放射能の雲が発生した

ちょうどその時上空1500メートルのところで南寄りの強い風が吹いていた 

そのため放射能は ベラルーシ(白ロシア ウクライナと同じ旧ソ連の国)まで拡散した。そしてスウェーデン さらにはノルウェー デンマークにも到達

それぞれの発電所で放射能漏れの情報ををキャッチしていた。それでもソ連は事故の事を隠していた。

ソ連の原子炉は日本とは異なる黒鉛型 もともとは核兵器を作るために作られた

そのため プロトニウムが取り出しやすいように作られていた

その後 北風が吹き ドイツ フランス イタリア まで放射能が拡散した 広島原爆の500個分の放射能がかくはんした

30万人が家を失い 事故の後 処理作業にあたって被爆した人を含め約60~80万人が被ばくすることとなる 

10年たったのちもまだ 700万人が汚染された地域に住んでいた 実に日本の3分の一にあたる 

半径600キロの地区が被害を受けた しかし原発事故後 人が住まなくなった ところではオオカミなどの野生動物が増えている
 

現在 原発事故のあった原子力発電所は石棺と言われるコンクリートで建物全体が覆われている

石棺に覆われたチェルノブイリ原発

事故が発生する前は13万人の農民が暮らしていたが 事故後 今に至るまで事故現場から30キロ圏内は立ち入り禁止となっている

ただ原発の運転を止めた今でも安全点検のため3500人が働いている 石棺に閉じ込められたまま亡くなった人の慰霊碑が立っている

チェルノブイリ 慰霊碑
チェルノブイリ 慰霊碑 2

町には原発作業員の宿舎跡や25年前の遊園地が廃墟となったまま残されている 

ソ連崩壊後 汚染地域は3か国となった 風向きの関係からかウクライナでの被害は少なかった  

一方 隣国ベラルーシは深刻な被害を受けた 今でも国家予算の15%をチェルノブイリ原発の処理に使っている

チェルノブイリツアー

チェルノブイリはキエフから90キロのところにあり

キエフから日帰りツアー80USドルが出ている

チェルノブイリツアー
チェルノブイリ2
チェルノブイリ

<目次>
1ウクライナの基本情報
2ウクライナの歴史
3チェルノブイリ原発事故
4キエフ
5オデッサ 
6ウクライナの西北部
7クリミア半島