テスト


イーニン

——————–8伊寧イーニン(ウイグル西北部)

伊寧イーニン

 緑豊かでほかのウイグルの町と比べると降水量も多い

18世紀 清朝がジュンガル帝国を倒した記念に造られた中国寺院のような建物 

1758年 最後の遊牧騎馬民族の国が亡びる 戦いで60人がなくなる 

伊寧

格登山碑
 

全長1500キロの だっだぴろい平原にぽつりと電話ボックスのような形をした清朝が建てた石碑 

その後 清朝とロシアが分割統治する ニルカ(カザフスタン国境から約100メートル) 烏拉斯台渓谷

格登山碑

バインブルク草原

 湿原の絶景 遊牧民の聖地 草原にくねくねと蛇行する大河

 もともと遊牧民だけが住んでいた 250年前 田畑を耕す定住民族がやって来た チャプチャールはその時できた町

バインブルク草原
バインブルク草原2

チャプチャル・シベ自治県のシボ族
 

清朝の時に東北地方に住んでいた(锡伯)シボ族が1000人ほどこの地に派遣された 今もその子孫が2万人ほど暮らす

シボ族は満州系の言葉を話す 

シボ族は文化も言葉も満州族とよく似ている カメの中で味噌を作る 生のきゅうりにつけて食べる 中国東北地方の食文化

野獣に襲われないよう赤ちゃんは地面より高いゆりかごで寝かせる

(锡伯)シボ族
(锡伯)シボ族2

昔 シボ族は兵士としてこの地に派遣される 旅路は1年9か月 5000キロの移動だった 

もっと昔はシボ族もウイグルと同じ遊牧騎馬民族だった シボ族のつらい旅路の様子は絵となって残っている 

親族のの別れのつらさだけでなくその年は特別寒い冬だった 家畜も人間も病気にかかり死んでいった

シボ族のつらい旅路の絵

西遷節(せいせんせつ 歌と踊りの祭り)

この日は瀋陽からもシボ族が集まる

西遷節
西遷節

イリ河

イリ河の夕日がきれい 冬は水が氷る 全長1500キロ 

イリ河
イリ河2

イリ大橋

長さ300メートルのイリ大橋

イリ河大橋 夕日3
イリ河大橋 夕日2
イリ河大橋
イリ河大橋 夕日1

イリ将軍府 役所跡
 

図伯特(用水路建設で功績をあげた人物)

用水路の深さは3メートル 用水路の水は農作物にとって欠かせない

大きな用水路は完成までに3年かかった 14年かけて全長100キロの水路を作った

ホルコス コルガス(カザフ国境)

ロシアやヨーロッパの製品が売っている

サイラム湖(サイラムノール) 

塩湖 草原の湖 毎年7月 モンゴル族のナーダムが開かれる

サイラム湖
サイラム湖2

(喀賛其民俗旅游区)

カラフルな少数民族の移住区 イーニン市ウイグル民居一条街 ウイグル族の民家訪問

(恵遠城鐘鼓楼)

清朝 イリ地方の中心地 中国風の建物

恵遠城鐘鼓楼 18世紀 清

恵遠古城

恵遠古城

トゥグルクティムール廟

 イスラム風の四角く大きな建物 お墓

トゥグルクティムール廟 14世紀 チャガタイ・ハン国

果子峠(詳しい場所は不明)


カナス湖

——————9ブルチン県 カナス湖(ウイグル北部)

ブルチン県 新疆最北端
 

ブルチン県

カナス湖
 

カナス=モンゴル語で美しく豊かで神秘的の意味 年50万人の人が訪れる 観光地 25×3メートル

カナス河の水は中国で唯一ロシアを経由し北極海へと流れる 草原の岩には原始的な絵が彫られている 氷河の浸食で出来たフィヨルド湖

カナス湖
カナス湖2
カナス河

鹿石(ルーシー)

昔 帝国ロシアから逃れてきた民族の子孫トワ人(少数民族としては認められていない)の子孫が暮らす 人気の観光地で宿泊施設あり

鹿石(ルーシー)シベリヤやモンゴルにもある 3000年前に建てられた石柱 動物(神)の模様が描かれている

鹿石(ルーシー) 紀元前10世紀 国家未定
鹿石(ルーシー)2

(カザフ族の生活)

4歳から馬に乗り始める 年2回引っ越す 夏は標高の高いところ冬は低いところへ いい草を求めて移動 1家族12人 500頭の家畜を飼う

カザフ族

移動の時 ゲルを解体し組み立てる
 

ゲル
ゲルの解体作業

500頭のヤギは遅いため先に出発する 70キロの距離を3日間かけて移動する

タカを使って狩りをする タカを飼いならす いたずら防止のため普段は目隠しをしている カザフ族の多くはムスリム 道中万年雪が残る


那拉提 ナラティ

—————————–10那拉提 ナラティ(ウイグル西北部)

那拉提(ナラティ)空中草原
 

みどりが多く森が豊富 降水量も多い 

宿泊施設あり 中国で最もカザフ族が多い 国内の10分の1 

冬の間は定住し夏の3か月間遊牧生活を送る 羊市が行われるカザフがウイグルのお客さんに売る

那拉提(ナラティ)3
那拉提(ナラティ)2
那拉提(ナラティ)

馬肉麺

ウイグルとカザフの言葉が同じ カザフ族もモンゴル人のようなゲルで暮らす カザフ族は馬肉が好物 

馬乳酒を飲む とっけつ(6世紀ユーラシア全土を統一していた国)時代から酒で客をもてなす習慣がある

カザフ族

(歴史)

およそ紀元前2世紀 烏孫(現キルギス)と言うトルコ系民族の国がそこにあったその周りには12の小さな国があった 東には漢王朝が栄えていた

烏孫と漢は友好関係にあった 烏孫は軍事大国であったが常に北方の匈奴(きょうど=モンゴル系)におびえていた

そのため烏孫は自らの生き残りをかけ漢王朝と同盟を結んだ しかし烏孫はその後北方民族に滅ぼされてしまう 盗掘された烏孫の墓がある

天山山脈のふもとに人の背丈ほどの人の形をした石像(お地蔵さんに近い) ソグド文字(ペルシャ系)が描かれている

ソグド文字

ーーーー<ウイグル西北部 その他の地区>ーーーー

ブグル県(轮台)
 

輪台古城(クチャから東へ約130キロ)輪頭国の遺跡 砂山の遺跡 

紀元前2世紀 城が焼かれる のろし台が残る

2000年前の戦いがそのまま残る遺跡 人骨がゴロゴロ 戦いの後 二度と人が住めなくなった カリーズ地下水道

輪台

ヤルカンド(最大と言う意味)

 莎車国があった くくや油田

莎車国の遺跡

<目次>
1ウイグルの基本情報と歴史
2ウルムチ(ウイグル東北部)
3トルファン(ウイグル東北部)
4クチャ キジル石窟(ウイグル北西部)
5ホータン(ウイグル南部)
6カシュガルとタシュクルガン(ウイグル西北部)
7イーニンとカナス湖と ナラティ草原(北部と北西部)
8アルマイ ニヤ カラマイ(北部と南部)
9ローランとミーラン遺跡(ウイグル東南部)