テスト

まず最初に工事に当たる前に外壁の素材でもある赤煉瓦の色の調合を行います。原料の調合と焼き上げるときの温度の設定により微妙な色の変化が生じます。
そして化粧会社の協力を得て何度も試行錯誤を繰り返される事によりやっと満足のいく赤煉瓦が完成しました。

そしてその時に準備された煉瓦の量はなんと40万枚でした。そして途方に暮れる作業を何日も繰り返しやっと外観の復元工事は終了しました。

新たに増設した3階部分とそのままの素材を残した2階部分では外壁の赤煉瓦に多少の色の違いがあります。しかし数年後にはその境目も見えなくなるそうです。
そして東京駅の一階には煉瓦ファン必見の煉瓦の美術館があります。また東京ステーションギャラリーでは味のある赤煉瓦の壁をバックに素晴らしい絵画が飾られています。

そして次に屋根の復元工事に入ります。屋根瓦(天然スレート)は当初 国内の物を使う予定であったが東日本大震災の津波によりそのほとんどは流されるか塩害を受けてしましいました。
工事全体で使われる瓦の量はなんと45万7千枚です。しかし そのとき国内で賄える瓦は6万枚程度でした。そして足りない分のほとんどの瓦はスペインから輸入する事になりました。

次に地盤固めの基礎工事に入ります。そのとき実に九十数年ぶりに東京駅の地下が掘り起こされました。

そして全部で1万1千本の古くなった松の木をすべて取り除き変わりに取り付けられたのは500個以上の新型のゴムで出来たハイテククッションでした。

その優れ物のクッションは地震の揺れを感じるとすぐ風船のように膨らみ地震の揺れはなんと10分の1に減少されるそうです。

来未来的なハイテククッション
赤煉瓦の制作
赤煉瓦の制作

ーーーーーーーーこのあと 東京駅の顔とも言える中央ドームの天井部分が完成します。   つづきをどうぞ つづきをどうぞ