テスト

今からおよそ60年前(昭和30年代)東京駅の待合室では今日も多くの人が集まって大いに賑わっていました。待合室にはどこかの教室から持ち出したかのような大きな黒板が立ってました。

実はそれは携帯もメールもなかったその時代 多くの人がその黒板を伝言板として使用していたそうです。
そんな中 曲芸師も顔負けの椅子を高く積み上げた商売人が両手一杯に小銭を握り攻め忙しそうに待合室の中を歩き回ってました。そうですその人は貸し椅子屋さんでした。

ところで前回 遺骨の忘れ物が多いとお伝えしましたが 実は東京駅近くの地下には なんと自動車が数台通れるほどの かなり大きな忘れ物がありました。
それはこれだけ人の多い大都会東京で誰にも気づかれることなく なんと約50年間も地下で眠り続けた巨大な空間でした。

2020年に開催される東京オリンピックに向けてまだ手つかずの地下街の天井裏を解体していたときにその幻の空間は発見されました。
ある日 作業員は何気に天井を砕くとそこにはなんと長さ49メートル幅6.3メートルの巨大空間が出現しました。

実はこの空間は昭和42年(約50年前)の地下鉄工事の際に地下鉄より先に造られた自動車専用のトンネルでした。
その片側2車線の道路のすぐ隣にはもう一つ同じ大きさの道路がありました。それにしてもそんなに立派な空間を50年間も放置して本当にもったいない話です。

幻の地下自動車道
幻の地下自動車道

ーーーーーこのあと 東京駅の駅長さんの頭の中の電球が〃ピカリ〃と点灯します。それは素晴らしい〃ひらめき〃でした。  

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