テスト

実は東京は過去に3度もほぼ全焼に近い大火災に見舞われています。
その国の首都がそれほど大きな被害を受けているのは恐らくイラク アフガニスタンを除けば非常に珍しいと言えるでしょう

1回目の火災は今から359年前に起きた明暦の大火(めいれきのたいか)です。(※詳しくは築地編をご覧下さい。)
その火災は江戸城(現 皇居)だけでなく江戸の町をほぼ焼け野原にしました。

そして2回目は首都直下型地震の関東大震災の後に発生した大火災です。このときも東京は焼け野原となりさらに十数万人もの(とうと)い命が(うば)われてました。

そして悲劇は3度目へと続きます。今度はその悪魔が上空からやって来ました。さっきまで真っ青に晴れてた空が一気に真っ暗になりました。
そしてその黒い雲からは大量の黒い雨が降って来ました。なんと恐ろしやその黒い雨はすべて悪魔の爆弾と言われる焼夷弾(しょういだん)でした。

それは1945年(71年前)のアメリカ軍による東京大空襲でした。そして先ほど黒く見えた空と雲はすべてアメリカ軍戦闘機B29でした。
戦闘機たちは積み込んだすべての爆弾を落とし終わると何事もなかったかのようなすんなりと引き換えしていきました。

アメリカ軍が引いた東京の空は再び清々しい青空へと戻ってました。しかしその下ではうっすらと黒煙を上げながら真っ黒焦げになった東京の姿がありました。
東京はこのときもまた焼ける物をすべて焼き尽くしたかのように思われていました。

ただしかしあの偉大な建物だけは違っていました。そこにはモクモクと黒煙を立てながら真っ黒焦げとなった大きな壁がありました。
そうです。それはあの関東大震災の揺れと炎に打ち勝った強じんな造りの東京駅でした。

だがしかしこのときもう既に東京駅の一番のシンボルでもある建物の頭部分(中央ドーム)を見事に撃ち抜かれてました。

アメリカ軍戦闘機 B29
東京大空襲

ーーーーーーーーこのあと 戦争も終わり敗戦を迎えた日本は占領軍統治下で東京駅の突貫工事が始まります。   
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