東京ディズニーシー６２ 悪魔に心を売ったスーパースター！

東京ディズニーシーではハロウィーンの時期だけ照明が普段より薄暗く感じます。さらにその雰囲気は今まさに悪魔のミサ(葬式)が始まろうとしているかのようでした。

そして普段なら売店で気楽に買う事が出来る食べ物もその時期だけは何だか気が引(ひ)けます。例えば普段は真っ白で美味しそうなギョウザドックも　なんと真っ黒に変色してました。
さらにいつもならドナルドダックの絵柄と一緒に売られてる白い〃うきわまん〃もその時期だけは〃紫色に変色した うきわまん〃として売られてました。

しかもパッケージには〃紫色に変色した怖いおばさん〃の絵が描かれてました。ただその味はちょい辛のエビチリソース味で絶品との事でした。

さて再び楽屋に戻って来ました。相変わらず普段ミッキーが座っている中央の大きな椅子には独独しい顔をした悪魔の方が座ってました。

それにしても一向にミッキーの姿が見当たりませんでした。そんな中 大きな丸い耳をしたそれらしき動物を発見しました。　
しかもそこは日が当たらない楽屋の一番端で普段は悪役の人が申し訳なさそうに座っている場所でした。

まさかそんなところにスーパースターのミッキーが座っているとは夢にも思いませんでした。しかもそのときミッキーはコウモリメガネに黒マントの悪役姿に変装してました。

早速ミッキーに明るく挨拶をするとミッキーは一瞬 肩をすぼめて〃ビクッ〃としました。
そして下を向きながら帰って来た言葉が〃違うよ〃でした。ミッキーは風邪を引いて休んでいるとの事でした。

しかしあんな哀(あわ)れなミッキーマウスを見るのは生まれて初めてでした。

ーーーーーこのあとついに東京ディズニーシーの一日を締めくくるのに相応(ふさわ)しいメインイベントが開演となります。
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