テスト

さあアラビアンコーストの大きなドーム屋根の建物(イスラム風の神殿または王宮)では毎日 素人まがいのアラブ人手品師によるマジックショーが行われています。

そしてそのショーは暗闇の中 突然 始まりました。暗闇の中 照明が当たりひときわ目立つ井戸の中から〃ひょこっ〃と飛び出して来たのは大きなコブラでした。
そのコブラは頭にターバンを巻き そして口はワニのように突き出てました。そのインドコブラは名前をベキートと言います。

ベキートは〃くるくる〃と回りながら頭を上下に振り自慢げに話します。まずは魔法のランプの秘密の話からでした。
会場の壁にはロバに乗った大きなメガネを掛けた少年が映し出されました。彼がこの物語の主人公であるアジ―ムと言う少年でした。

少年アジ―ムは〃意地悪主人に仕(つか)えているがコイツは立派な若者だ〃とベキート(コブラ)は少年を大絶賛しました。そして少年の雇い主がシャパーンと言うインチキ手品師でした。
手品師シャパーンとその助手の少年アジームはあちこちと出向いては手品を披露するがその〃しょぼい手品〃に観客たちも飽き飽きと言ったところでした。

ところがある日 少年アジームが見つけ出した魔法のランプが2人の運命を大きく変える事となるのでした。
そこへ現れたのは意地悪ご主人でもあるインチキ手品師シャパーンでした。 シャパーンは少年アジームからランプを奪い取り震える手でランプを擦りました。

するとチューブ(歯磨き粉 又は容器に入ったマヨネーズ)を誤って踏んづけたときのように〃ブッ〃と勢いよく飛び出して来たのは なんとスライム状のドロリとした青い液体でした。
しかしその液体は見る見るうちに膨らみ始め そしてついに2階建ての大きさになったところでやっと大魔神ジーニーの形が露(あらわ)になりました。

 

インチキ手品師シャパーン
素直な心の持ち主 少年アジーム
魔法のランプの説明をするインドコブラのベキート

ーーーーーこのあと大魔神ジーニーのとっておきのギャグがさく裂します。つづきをどうぞ