テスト


激動の 昭和の時代 が幕を開ける

1927年(昭和2年)

 昭和金融恐慌が日本経済を襲う

昭和金融恐慌の影響で銀行の前にできた大行列

1928年(昭和3年)

 関東軍(日本陸軍)は満州国の奉天(中国東北地方の瀋陽)で張作霖爆殺事件(ちょうさくりんばくさつじけん)と言う爆破事件を起こす。

張作霖爆殺事件

1929年(昭和4年)

 アメリカ ニューヨーク発の世界恐慌が日本にも波及する

1929年に起きたニューヨーク発の世界恐慌

1931年(昭和6年)

 関東軍(日本陸軍)が中国東北地方で南満州鉄道を爆破させる満州事変を起こす

関東軍(日本陸軍)は この事件を中国人が犯人だとでっちあげ中華民国を攻撃する口実作りに利用した。

日中戦争の発端となった満州事変

1932年(昭和7年)

 日本が中国東北地方(日露戦争で日本が得た領土)に満州国を建国する

満州国の国旗
日本は中国の東北地方に満州国と言う傀儡(かいらい)国家を建国した

(同年) 海軍将校らが日本の犬養毅首相を射殺する

犬養毅首相

第一次上海事変が勃発し日中両軍が上海で衝突する

第一次上海事変

1933年(昭和8年)

 岩手県の沖合200キロの所でマグニチュード8.1の昭和三陸地震が発生する 死者行方不明者 3000人以上を出す惨事となった

昭和三陸地震

(同年)日中双方の衝突は塘沽協定にて一旦 停戦となった

塘沽協定

(同年) 中華民国はアメリカ イギリスなどの国際社会に訴えた 中国大陸に進出した日本は国連から非難を受け 日本は国連を脱退する 

1934年(昭和9年)

 室戸台風が高知県を襲い死者行方不明者3000人を出す大惨事となった
昭和の三大台風と言われ 2020年現在 室戸台風が日本における観測史上最も大きな台風となった

室戸台風

(同年)アメリカからベーブルースが来日する

ベーブルース

1936年(昭和11年)

 中国では中華民国(国民党)と その国民党から離脱した共産党の間で内戦が起こっていた

ところが西安事件で軟禁状態にあった蒋介石(国民党)と周恩来(共産党)が打倒日本と言う共通の目標を掲げ手を組んだ 国共合作が行われた

表向きは国民党と共産党が協力し合い日本と戦ったとされているが 実際は共産党は力を温存し 国民党が日本と戦い 結果 国民党の弱体化につながった

1937年(昭和12年)

 中国の北京の盧溝橋で中国軍と日本軍が衝突する盧溝橋事件が勃発する

盧溝橋事件

事態はその後 日中戦争へと発展していく 

日中戦争

同年 第二次上海事変が起こり日中両軍が上海で衝突する

第二次上海事変

レコード愛国行進曲は100万枚売れるヒット曲となる

中華民国は首都を南京から重慶へ移す

南京と重慶の位置確認

その年の年末 日本軍が南京攻撃を開始する 日本軍は南京を占領する 

その際 日本軍による強姦や殺害(又は虐殺)が行われたとされている

中国共産党は それを南京大虐殺と呼んでいる

戦後 中国共産党が造った南京虐殺記念館

さらに長江(揚子江)で日本軍がアメリカ軍艦 パナイ号 を撃沈させる

アメリカ軍艦 パナイ号

日本は北京に中華民国臨時政府を南京に中華民国維新政府を立ち上げる

中華民国維新政府

日本軍が福建省 厦門(アモイ)を占領する ※アモイは西洋人が建てた洋館が残る名所※

アモイ厦門

1938年(昭和13年)

 中華民国はソ連から戦費の援助と大量の武器を譲り受ける

日本軍が湖南省 武漢と 広東省を占領する

日本軍が重慶爆撃をする

 日中戦争が収束しないまま第二次世界大戦へと突入する

日本陸軍が中国海南島へ上陸する

海南島の場所

1939年(昭和14年)

1939年 日ソ国境紛争 今の中国 内モンゴルで満州国(日本が造った国)とモンゴル(ソ連が造った国)とソ連との間で大規模な国境紛争(ノモハン事件)が発生する。

今でも草原にノモハン事件の時に使われた戦車が残っている

紛争にはソ連も参戦し大日本帝国と満州国の惨敗となった。その後 それまであいまいだった国境線が確定した。 

ノモハン戦争陳列館

同年(1939年) 日本は内モンゴル(現在は中国領)にモンゴル風の蒙古聯合自治政府(外来政権)と国を作る。

蒙古聯合自治政府 国旗

1940年(昭和15年)

 日本イタリアドイツの間で日独伊三国同盟が結ばれる

同年 開催予定だった東京オリンピックは戦局の悪化から中止となる※80年後の2020年も新型コロナウィルス感染拡大により東京オリンピックが予定通り開催できなくなる※

1940年 幻の東京オリンピック

フランス本土はナチス ドイツの手に落ちたためインドシナ(ベトナム ラオス カンボジア)はナチスと同盟を結んでいた日本軍が駐留することとなった

インドシナの地図

当時は まだ日米開戦には至っていなかったが中国大陸では日中戦争が繰り広げられていた。

中国の支援に回ったアメリカはベトナムの港で陸揚げされた物資を中国大陸に輸送していた 

その輸送ルートを援蒋ルート(蒋介石を援助する道)と言う 日本は そのルートを断ち切るのが目的でベトナムに入った

援蒋ルート


<目次>
1 戦中昭和1(1927年~1940年) 日中戦争開戦
2 戦中昭和2(1941年~1944年) 大平洋戦争開戦
3 戦中昭和3(1945年) 東京大空襲に原爆投下 日本の敗戦
4 戦後昭和1(1946年~1958年) GHQ(外国勢力)支配の日本 
5 戦後昭和2(1959年~1975年)日本主権回復 高度経済成長期 
6 戦後昭和3(1976年~1988年)バブル経済に突入


日本史 そのほか の時代に起きた出来事