テスト

岩のように硬い鉄筋コンクリートの壁をさらに硬いドリルの刃を使いガツガツと砕いてました。
それはビルの解体工事の様子ですが日本の伝統的な食べ物の中にもそのような硬い物がありました。それがお年寄りの大好物〃おせんべい〃です。

数年前 駄菓子屋のおばあちゃんが最近の若い人は〃おせんべい〃を食べなくなったと嘆(なげ)いてました。若い人だけでなくお年寄りも食べなくなったような気がします。
一方 海外では外国人が日本の〃せんべい〃を食べ始める人が増えているそうです。僕がクアラルンプール(マレーシア)に行った時のことです。

そこには特別 歯と顎(あご)が丈夫なインドネシア人の友達がいました。その友達が おいしそうに日本の〃せんべい〃をバリバリと食べていたのが印象的でした。
醤油が焼けた香ばしい匂いと やはり〃せんべい〃を噛んだ時の あの岩の砕けるような〃バリッ〃と言う食感がたまらないそうです。

そして草加市(埼玉県)は その硬い御馳走でもある〃せんべい〃の発祥の地でもあります。もともと草加市は米どころでもあり醤油の名産地でもありました。

その草加市では最近は若い人にもっと〃せんべい〃を食べてもらおうとデコレーションケーキならぬデコレーションせんべいと言う大きな〃せんべい〃が販売されているそうです。
〃せんべい〃の上に青や黄色のチューブを使い人気タレントの似顔絵を一枚一枚 手書きで仕上げていきます。

値段は20センチの大きさで2800円(※1500円の所もあります。)で普通の〃せんべい〃と同じサイズが500円だそうです。
また自分で好きなように絵をかいたりハート形の〃せんべい〃もありました。

さらに〃せんべい〃を使ったピザ〃マルゲリータ〃までありました。〃せんべい〃の上にピザの具材を乗せオーブントースターで焼き上げる簡単な料理でした。
パリッパリッの〃せんべい〃と〃ねちゃねちゃ〃のチーズに挟まれた〃ジュシュー〃なトマトソースがたまらない一品でした。

現代風にアレンジされたデコレーションせんべい
草加せんべい発祥の地の碑
バリッと岩を砕くときのような食感がたまらない(インドネシア人が〃せんべい〃を食べたときの感想)

ーーーこのあと約300年前の〃せんべい〃の開発秘話をご紹介します。 

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