テスト

世の中にはタンスの中から服やズボンだけではなく何とも美味しそうな御馳走が出てくるそんな夢のような世界がありました。
その世界は仙台(宮城県)の伊達家の豪華な邸宅を改装した懐石料理店の中にありました。

和風の畳造りの客室にはいたるところに風格と品格のある伊達家のマーク描かれてます。そしてこの料亭で出されるタンスはその辺の家具屋に売っている物とはわけが違います。
それはあの伊達正宗公が家臣(かしん)に刀を納めるために考案したとされる伝統的 且つ豪華なタンスとの事です。

しばらくすると客室に着物を着た女性店員がお待たせしましたと言いながら持って来たのはなんと木製の豪華なタンスでした。
しかしタンスと言っても女性が両手で軽々と持てる程度の大きさでした。そしてそのミニチュアタンスの引き出しを開けると中からは何とも可愛らしいおせち料理が出て来ました。

そのほか牛タンと刺身や煮物さらに茶わん蒸しや味噌汁などが付いて値段は6900円だそうです。
ただタンスの持ち帰りは出来ないとの事です。まさに殿様気分を味わえる豪華な宮廷料理でした。

そして食後に運ばれて来たのはお刺身の隣のわさびのような緑色をした一品でした。まさかと思いながら鼻をつまんで涙をこらえながらその一品を口にしました。
すると案の定 鼻の奥を刺激するわさび臭がしたかと思ったらそうではありませんでした。

どうやらそれは〃わさび〃ではなく枝豆を磨り潰した〃あん〃が乗った〃ずんだもち〃と言う仙台(宮城県)名物の和菓子の様でした。

さらに仙台市内には秋保温泉と言うなんと千数百年前の平安時代から続く古い温泉があります。温泉のホテルの中には約400年前に造られた木造の屋根がそのまま使われています。
そしてそこには伊達政宗 直筆の毛筆で書かれた手紙が展示されていました。現代人には容易に読むことは出来ませんがなかなかの達筆な字でした。

そして浴室へ その柔らかい湯の温泉は約400年前あの正宗もよく利用したそうです。

見てるだけで涙が出そうな〃わさびもち〃
裁縫箱のような小さなタンスには綺麗な〃おせち〃が入ってました。

ーーーーこのあとは仙台を作った伊達政宗についての記事です。 

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