テスト

空が見えないくらいの鉄筋コンクリートのビルで覆われた香港の繁華街にやって来ました。狭い路地に入るとそこが道なのか看板なのか分からなくなります。
その多くの看板をよけながらやっとの思いで朝食の食堂にたどり着きました。そこで 香港名物の広東料理を一つ注文しました。

そこにはもう既にモクモクと湯気を立てるステンレス製のタンスがありました。
そしてまるでカンフーの達人のような気合の入った店員はそのタンスを忙しそうに開けたり閉めしています。

そのときタンスの中に入っていたのは中国広東地方の朝の定番〃腸粉チャンフェン〃と言う一品料理でした。
そしてしばらくすると僕の目の前にもタンスの引き出しから出されたばかりの出来立てほやほやのチャンフェンがやって来ました。

この料理は水溶き米寒天を生卵と一緒に蒸しそしてその上から甘い醤油タレをかけ さらに仕上げに少量の青ネギをまぶした食べ物です。   
日本人の感覚からすると暖かい卵入りの寒天(※原料は米)をおかずとして食べる感じになります。経済的でしかも胃に優しくさらに結構腹持ちする万能朝食の一つです。

実はそんなタンス料理が日本にもあったんです。それが明治時代に伊達家が住んでいた邸宅を改装した懐石料理店で出されている宮廷料理の一つです。

中国 広東料理の朝の定番〃腸粉チャンフェン〃

ーーーーこのあと仙台の豪華なタンス料理が披露されます。さあ日中タンス料理対決の結果はいかに?  つづきをどうぞ

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