テスト

戦後 しばらくの間 仙台の牛タン専門店はヨーロッパ産の骨付きの牛タンを使っていたそうです。

しかし1980年代(31年前)なかば仙台の牛タンが一気にアメリカ産に変わる出来事が発生しました。それはアメリカからやって来た骨と皮を脱いだとっても扱いやすい牛タンの登場でした。
その皮を剥かれた牛タンは〃ムキタン〃と言います。さらにムキタンは美味しそうな霜降り模様をしてました。

その調理しやすいムキタンの登場により新規参入者が増え仙台では牛タン専門店が爆発的に増えたそうです。
また同じ頃 仙台駅の構内や新幹線車内でお土産用の牛タンの発売が開始され牛タンは一気に仙台名物となりました。

さらに牛タンは美味しいだけでなく脂肪分が多い割りにカルビやロースなどの部位と比べてもカロリーは低く健康の面でも優れてました。まさに牛タンは万能食品と言ったところでした。

そんな順風満帆に見えていた仙台の牛タンにもその後 大危機が襲ってきます。それが2004年に発生したアメリカ産牛肉の闘牛病(ESB)による輸入禁止命令でした。
大手牛丼チャーンと同様に仙台の牛タン専門店でもそのときアメリカ産からオーストラリア産(オージービーフ)にシフトチェンジする店が増えたそうです。

しかしかたくなにアメリカ産にこだわった仙台の牛タン専門店は在庫不足に陥(おちい)り店舗数を減らすかまたは廃業に追い込まれていったそうです。

アメリカ産の牛が病気になり代わりにオーストラリアのオージービーフが使われるようになりました。 (1)
アメリカ産の牛が病気になり代わりにオーストラリアのオージービーフが使われるようになりました。 (2)

ーーーーーこのあと牛タン専門店の厨房をお邪魔し仕込みの様子を見学させていただきました。

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