テスト

地下水で冷やされたその空間は夏場でもひんやりとしていて気温はたった4度にしかなりません。
その冷たい空気が流れる神秘的なその地下空間は まるで地下神殿のようでもありました。

上を見ても下を見てもそして右を見ても左を見ても ひたすら続く石の壁そして石の天井に石の床 そこは宇都宮市(北西部)の大谷町の大谷石の採掘場です。
そこはまるで屋外のような広さの地下空間でした。その広さは なんと東京ドームとほぼ同じ面積にもなるそうです。

そしてその広大な地下空間は洞窟ではなく なんと人の手によって掘り出された物でした。

その昔 〃つるはし〃だけを使い なんと4千回も石を叩いてやっと一つの石を切り出していったそうです。
その子供の背丈ほどの大きさに切り出された石に縄をくくり付けリュックサックのように担いで地上まで運んでいったそうです。その石の重さは なんと70~140キロもあったそうです。

その重い石を なんと一日一人10本も運んだそうです。

さらに地下空間の壁には幾つもの丸い穴が開けられていました。その昔その壁の穴に細長い棒を突っ込み簡単な階段を作っていたそうです。
その簡素な階段を使った石運びはまさに危険と隣り合わせの命がけの仕事だったようです。

また暗闇の向こうからは唯一地上の光が差す込む大きな穴があります。その穴はその昔その場所から穴を掘り進めて行った出発地点だそうです。

採掘の歴史は古く今から1500年前から始まったとされてます。そして奈良時代の古墳には もう既にそこから採掘された大谷石が使われていたそうです。

広大な地下空間
簡単に作られた階段で上り下りする作業員

ーーーーこのあと大谷石が飛ぶように売れていたころの時代を振り返ります。

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