テスト

あの金銀財宝が降ってきそうな陽明門をくぐると目の前に〃ドカーン〃と黒い岩石で出来た山のような屋敷が現れます。それは日光東照宮の最も重要な建物でもある本殿でした。
その黒くて大きな本殿の外壁にはひときわ目立つ真っ白な門があります。その門の白さは真っ暗闇に光り輝く満月の白さのようでもありました。

その門を〃唐門〃と言い唐門はちょうど6年間に及ぶ修理を終えたばかりでした。白くピカピカに仕上がった唐門をよーく見ると細かな彫刻が施されています。
そのひときわ目立つ門のちょうど真ん中にはさらに目立つ人物が鎮座していました。それは家康も尊敬に値する中国神話に登場する〃舜帝(しゅんてい)〃と言う人物の彫刻でした。

舜帝はその昔 中国大陸で平和な国を築き上げたえらい君主(王様)だったとされてます。
その君主の彫刻には徳のある人物が位を受け継ぎ国を治め続けば平和が長く続くと言う事を意味してます。

つまり 徳川が正しく国を治めれば平和がもたらされるというメッセージが込められていると言う事になります。  

さて本殿の入り口近くまでやって来ました。するとその本殿からサングラスをかけた欧米人らしき観光客が数人出てきました。
一方 サングラスをかけずに裸眼でその太陽のように眩しい本殿の装飾品を直視してしまった人は顔をしかめ目を擦りながら出て来ました。

そして僕も本堂の中に入ることにしました。するとドッと光の波が押し寄せて来て そこはまるで太陽の海に飛び込んだかのようでした。

白の装飾が美しい唐門
白の装飾が美しい唐門
中国の神話に登場する伝説の君主 舜帝(しゅんてい)
中国の神話に登場する伝説の君主 舜帝(しゅんてい)

ーーーーーこのあと本殿の壁や柱がまぶし過ぎて目をやられてしまう事になります。

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