テスト

草花からは生き生きとした昆虫たちが飛び跳ね そして木の木枝には綺麗な鳴き声の小鳥たちが多くとまってました。
それらの動物たちの平和な暮らしは日光東照宮の建物に飾り付けられた彫刻の数々です。東照宮の彫刻に掘られた動物たちのほとんどが平和を象徴しているそうです。

そのとき一匹の目の細い飼い猫が逃げ出したと みんなで大探しをしてました。柱のところに隠れていたのは子豚の彫刻で天井近くにいた目の細いキツネの彫刻でした。
そしてやっと欄間(らんま)の上に探していた目の細い白い猫を見つけました。しかしその日は気持ちのいいポカポカ陽気でした。そのためその猫はその場に寝込んでしまいました。

その猫は日光東照宮の あの有名な〃眠り猫〃でした。その丸々と太った大福もちのような眠り猫は伝説の名人 左甚(じん)五郎が彫り上げた作品だそうです。 
しかしその猫の姿勢は踏ん張っているようにも見えます。その事から実は家康を守るために寝たふりをし いつでも飛びかかれる姿勢を作っているとも言われてます。

正面から見ると確かに眠っている表情にも見えますが左から見ると口が突出し獲物を狙う鋭い表情へと変わります。
そしてその眠り猫のすぐ裏側には猫を最も苦手としているスズメの彫刻が彫られてます。その2羽のスズメの彫刻は大きく翼を広げて重なり合うようにして彫られてました。     

すぐ近くに獲物であるスズメがいるのに猫は眠ったように静かだ つまりそれだけ平和だって事を意味してます。
その猫とスズメの彫刻は まさに平和を願う家康の思いその物だったのかもしれません。

眠り猫の裏側の2匹のスズメ
いつまでも眠り続ける平和な〃眠り猫〃

ーーーーーこのあとあの見ざる聞かざるの猿のほかに おかしな動物が登場します。

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