テスト

2014年 3月 僕はカンボジアの草木の生い茂る道を自転車をこぎ走っていました。どこまでも続く平らな道 すると遠くの方に仏教遺跡の仏塔群が現れました。
そうですそれはあの有名な世界遺産アンコールワットの遺跡群でした。

そしてその遺跡群の下を歩いていると まさに約900年前の仏塔群で出来た摩天楼の世界に迷い込んだ気分でした。
ちなみに仏塔とは昔の偉い僧侶の遺骨等を収めたお墓に相当する建物です。そしてその仏塔が中国を経由して日本に伝わったのが五重塔とされてます。

そして日光東照宮にも あの初代将軍 徳川家康様の魂(たましい)を慰(なぐさ)めるために建てられた五重塔があります。
一般的な五重塔は上に行くほど小さくなりますが東照宮は5つとも同じ大きさの屋根で造られています。  

それは積もった雪が下の屋根に落ちた際 衝撃で壊れないようするためでもあるそうです。

現在 東照宮では東照宮のシンボル的存在の陽明門だけでなく東照宮の敷地内で一番大きい建物でもある輪王寺(りんのうじ)も修理中です。
その輪王寺は なんと11年間もかけて修復工事を行っているそうです。完成予定は陽明門と同じ2018年だそうです。

そして漆(うるし)塗り工房では今日も東照宮の修復を行っていました。東照宮の建築物には全て下地に漆が使われているそうです。
漆を塗り重ねることで木を強くし さらに木を美しく保つ効果もあるそうです。

漆の上に金箔を張ったり絵具で色付けをしたりし美しく仕上げて行きます。それをおよそ50年に一度繰り返す事で東照宮の美が守られて来ました。

東照宮を訪れると必ずどこかで修復してますがその修復は東照宮の歴史でもありました。

常に終わることのない東照宮の修復工事
11年にも及ぶ 輪王寺(りんのうじ)の修復工
屋根の大きさが5つとも同じに作られた日光の五重塔

ーーーーーこのあとあの3人の偉大な人物を祀った黄金神輿が登場します。

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