テスト

2013年に入り 猿たちは年のせいか すっかり食欲を失ってしまい それまで大好きだった果物を与えても食べようとしません。
そんな猿の姿を見た間中さんは とうとうある重大な決意をします。そしてその日がやって来ました。その年の12月21日埼玉県のお猿の学校の卒業式です。

それは単なる卒業でなく廃校を意味するものでした。

その学校の校長を務める間中さんは涙ながらに生徒の猿 一匹一匹に卒業証書を手渡します。しかし生徒の猿たちは一向に卒業証書を受け取ろうとしませんでした。
おそらく勘のいい猿たちはその卒業証書が意味を理解していたのかもしれません。そして卒業証書を受け取らないという行為は校長に対する反抗の表れだったのかもしれません。

しかしその時もう既に生徒役の猿たちは人間でいうところの推定年齢は70~80歳を過ぎていました。

校長(間中さん)が一方的に決めた卒業式も無事終わりそしてもう一つの悲しい運命の日がやって来ました。

2013年 大晦日 その日は雲一つない晴天の一日でした。

舞台にテレビカメラが入っていたせいか軍団の猿たちは少し緊張気味でした。それとも 勘のいい猿たちは今日が何の日か気づいていたのかもしれません。

さあ 泣いても笑ってもその舞台が最後の公演となりました。日光猿軍団の劇場には最後の猿たちの勇姿を見ようと多くの観客が詰めかけていました。  
そして 大声援と拍手の中ステージの幕が上がりました。日光猿軍団は最後に我々に一体どんな芸を見せてくれるのでしょうか? 

涙ながらに卒業証書を読み上げる間中校長
お猿さんと過ごした楽しい日々
思い起こせばこんなこともありました。体育の授業

ーーーこのあと大いに盛り上がった最終公演の様子をお伝えします。

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