テスト

栃木県日光の山奥で遠くの方から かすかに聞こえて来るのは虫の鳴き声です。そこには いたって静かで平和な風景がありました。
しかしその静かで平和は雰囲気をぶち壊すかのように〃ドスン〃と何かが落ちる鈍い音が響いて来ました。

すると木陰から一斉に多くの小鳥が悲鳴を上げながら飛び立って行きました。
さらに〃キーキッーー〃と甲高い悲鳴を響かせながら なんと2~3匹の猿が飛び出て来て そのまま森の中へと消えて行きました。

しばらくするとその森の大木から なんと腰を痛めた 大きな〃熊〃が現れました。しかしよーく見るとその手には〃たも〃を持ってました。
そこに現れたのは熊ではなく なんと間中さんでした。実は間中さんあの〃周防(すおう)猿まわしの曲芸〃をテレビで見た後ある決断をしたのでした。

それが日光に猿軍団つまり日光猿軍団を設立する事でした。それで猿の捕獲のために日光の森の奥深くにやって来たという事でした。
しかしそう簡単に野生の猿を捕獲出来るはずもありませんでした。そして猿を捕獲出来ないまま1週間~2週間と時間だけがむなしく過ぎていきました。

そんなある日 肩が脱臼しそうなほど肩を落として〃しょんぼり〃した様子の間中さんが山から帰って来ました。どうやら今日も猿の捕獲に失敗したみたいでした。

そして玄関のドアノブに手をかけたその時でした。誰もいないはずの家の中から なんと何かを物色する物音が聞こえて来ました。それは間違いなく空き巣(ドロボー)でした。
しかもその音はどうやら台所からでした。そして台所に来て見た物の何故か物音がするのにドロボーの姿が見えませんでした。

ふと足元を見ると戸棚の隙間からから なんと長くて茶色い〃しっぽ〃が見えました。
〃しめた〃と思った間中さん急いで家じゅうの戸や窓を閉め大格闘のすえ見事に獲物を捕獲しました。

そして ゆっくりとその獲物は何かとみて見たら なんとそれは大きなネズミではなく….念願の〃お猿さん〃でした。大喜びの間中さん しかも1匹ではなく2匹でした。
その日の夕食は もちろん赤飯でした。そして間中さんと2匹の お猿さんは 美味しそうにその赤飯を食べたそうです。

お猿さんと一緒に食べた思い出の赤飯
実はサルの捕獲作戦はなかなかうまくいかなかったそうです。

ーーーーこのあと地獄の猛特訓が始まります。しかしそれは猿にとってではなく間中さんにとっての地獄でした。

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