テスト

日本に猿ブームが巻き起こる10年ほど前(1980年代)日光にある人物が引っ越してきました。彼は様々な職を転々とし そして最後にたどり着いたのが日光でした。
そのさえない男は なんと のちに日光猿軍団の創設者となる〃間中敏雄〃こと間中さんでした。

当時 間中さんは日光でお土産店を経営しながら平凡な毎日を送ってました。しかしそのあと間中さんの人生を大きく変えるある映像がテレビで流される事となります。

そんなある日 間中さんが たまたま付けたテレビでサーカスの中継をやってました。

会場に集まった多くの人々が見つめる先には動物たちによる 輪繰り 玉乗り 宙返り そして傘回しの華麗なるショーの数々でした。
動物たちは次々と難易度の高い技をクリアして行きます。しかもそこに集まった動物たちは なんと全て茶色い毛をした〃お猿さん〃たちでした。

そうですそれは〃周防(すおう)猿まわしの猿芸〃でした。それはのちに一世を風靡(ふうび)する反省猿の出身団体でもありました。
それらの芸の中で間中さんの一番のお気に入りは〃猿の宙返り〃でした。

そして待ってましたと言わんばかりに壊れた扇風機のように宙を〃ぐるぐる〃と回る お猿さんが登場して来ました。

もちろん猛特訓されたその お猿さんはいくら回っても目を回すことはありません。
しかし今日は幾分 体調不良か? 少しめまいがしたと思ったらその場に〃ドターン〃と目を回して倒れこんでしまいました。

しかしそこに倒れていたのは お猿さんではなく なんとそれを見ていた間中さんでした。実はそのとき間中さんにとって初めての猿芸でした。  
その見事すぎる曲芸に感激しすぎてついに倒れこんでしまった間中さんでした。

華麗に宙を舞う お猿さん
竹馬に乗る お猿さん
輪くぐりをする お猿さん

ーーーーこのあと間中さんの山奥での奮闘記(ふんとうき)の様子をお伝えします。

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