テスト

東京のあるお好み焼きの店にやって来ました。店の中へ入ると机の上の鉄板から何やら茶色い水がびちゃびちゃと跳ねてました。
なんとそこで見たのは鉄板の上で〃ぐちょぐちょ〃になって溶けた何とも哀(あわ)れなお好み焼きでした。

その恐ろしい光景を見てしまった僕は開いた口がふさがらずあ.あ.ご(顎)が外れそうになりました。そして震えた手で〃そっ~〃と店のドアを閉め急いでそこから逃げ出しました。
はっきりとは覚えてないのですが確か店の外には〃なんじゃ焼き〃と書かれた看板がありました。

早速 辞書で〃なんじゃ焼き〃を調べてみると…ありました。それは なんじゃ焼きではなく東京名物の〃もんじゃ焼き〃でした。

〃もんじゃ焼き〃は今から数百年前の江戸時代 てんぷらを揚げてる最中その てんぷらの衣液(ころもえき)で鉄板の上に文字を書いたのが もんじゃ焼きの始まりだとされてます。
文字焼き(もじやき)と言われていたその料理はいつの間にか もんじゃ焼き と呼ばれるようになったそうです。そして もんじゃ焼きはお好み焼きの原型とも言われてます。

その作り方はボールに小麦粉と大量の水 さらにキャベツやあげ玉 キリイカ(※鰹節のようにペラペラの干しイカ)サクラエビなどを入れます。
そして先にウスターソースやミートソースで液体に味をつけます。熱い鉄板の上で細かく刻んだキャベツをしっかりと炒めます。

そしてそのキャベツで囲いを作りその中に味のついた茶色い小麦粉液を流し込みます。そしてちょうどいい〃ぐちゃぐちゃ加減〃になったら完成です。
あとは各自それぞれヘラを持ちその液体をヘラで押さえながら焼きたて餃子の皮のようなパリパリおこげを作って食べます。

見た目はとても食べられた〃もんじゃ〃ありませんが食べた人の話では かなり美味しいとの事です。
また もんじゃ焼きは東京以外でも埼玉 群馬 栃木でも食べられているそうです。

それにしてもあれだけ〃びちょびちょ〃〃ぐちゃぐちゃ〃な料理を見たのは生まれて初めてでした。

東京名物もんじゃ焼き
鉄板の上で〃びちょびちょ〃と音を立てながら焼かれる〃もんじゃ焼き〃

ーーーーーこのあと月島に十分腹持ちするボリュームのあるもんじゃが登場します。つづきをどうぞ