テスト

さてパンムンチョン(板門店)のツアー参加者一行は観光バスから軍用車に乗り換え いよいよ軍事境界線(※38度線)の手前までやって来ました。

そしてそこには天高くそびえる巨大な建物がありました。ツアー参加者は全員 軍用車から下りて兵隊さんの案内で建物の中へと入ります。
そこでツアー参加者 全員にそれぞれ一枚ずつ英文で書かれた書類が配られました。とりあえずみんなその書類にサインしていました。

なぜならその書類にサインしなければその先には進めなかったからです。そこで僕も訳が分からないままとりあえず書類にサインしました。
後から知ったのですが実はその書類には なんと〃あなたの命の保証は致(いた)しません〃書かれていたのでした。しかしそのとき僕は英語が分かんなくて幸いしました。

もし仮にその書類が日本語で書かれていたなら手が震えてサインが出来なかったかもしれません。
確かツアー参加者の中には英語が分かる人もいて〃ブルブル〃と震える手でサインしている人もいました。

実はパンムンチョン(板門店)では過去にこんな悲惨な事件も発生していたのでした。

それは今から33年前の1984年 北朝鮮からのパンムンチョン(板門店)ツアーの参加者の中にソ連(現ロシア)から韓国へ逃亡を図った人がいました。
そしてそれを阻止しようと北朝鮮兵が暴走するソ連人を追いかけるも なんと38度線を越えて韓国の領土に入ってしまいました。

すると国連軍北朝鮮軍による壮絶な〃ドンパチ(銃撃戦)〃繰り広げられた結果 北朝鮮兵2名韓国兵1名が亡くなってしまいました。
過去に何度かそのような亡命騒ぎが起こっているそうです。その場合 主に北の貧しい地域(ソ連や北朝鮮)からより裕福な生活を求めて韓国への亡命をはかる人たちでした。                     

そして建物の中の書類はそういった事件に巻き込まれても責任は負いませんよと言う書類でした。

過去にこんな壮絶なドンパチ(銃撃戦)があったそうです。(※写真中国の旧正月)
恐怖の書類にサイン

ーーーーーーこのあといよいよパンムンチョン(板門店)へ侵入します。つづきをどうぞ