(韓国旅行６)〃アジュマおばさん〃から2千円の報酬！！

旅客船はプサンの港に横づけされました。そして船の門が開くと〃ダムの放水〃のように一気に船から人が溢れ出て来ました。

豪華賞品がもらえるかどうかは別として みんな一等賞を取るのに必死の様でした。僕も押し合いへし合いしながら何とか船の外へ出る事が出来ました。
残念ながら一等賞は取れませんでしたが どうにかビリだけは免(まぬが)れました。そして入国検査の列に並んでいると後ろから〃ポンポン〃と肩を軽く叩かれました。

ふと後ろを振り向くと　なんと昨夜 同部屋だった〃アジュマ(おばさん)〃でした。どうやらそのアジュマは僕に預かり物をしてもらいたいようでした。
するとアジュマは2本の酒瓶を取り出し僕のバックの中に突っ込みました。しばらくすると僕の番が回って来ました。

そして僕は検査官に何も疑われず荷物検査もないまま簡単に入国出来ました。そして数分後 先程のアジュマも無事 入国検査を終えたようでした。
アジュマは嬉しそうに手にお金をもってやって来ました。するとアジュマは僕のカバンから酒瓶を引き抜き〃ありがとう〃と言って　なんと2千円もくれました。

当時　何も知らなかった僕は一気に韓国が好きになりました。しかしそれは運び屋と言ってとっても危険な行為でもあります。
もし仮に預かった荷物の中に麻薬が入っていた場合は罰金どころか懲役または死刑になる国(例※中国)もあるそうです。

ただ韓国に関しては運び屋で捕まった話は聞いた事がないのでまず大丈夫のようです。

ーーーーこのあとプサンとチャガルチ市場(シジャン)についてです。つづきをどうぞ