テスト

川越では数百年続く老舗(しにせ)だけでなく新しく始めたお店も大盛況のようでした。そのお店は あの鐘つき銅のすぐ近くにありました。
しかしそのお店もまた東京(台東区 鳥越)で80年も続いた大学芋を売る老舗でした。ただ川越での商売は初めてとの事です。

そしてそのお店に 眼鏡をかけた いかにも賢(かしこ)そうな大学の教授が入ってきました。大学教授はもちろん大学芋を買いました。それを見ていた大学生も当然 大学芋を買います。
さらに大学芋は大学生だけでなく小学生や中学生にも大人気でした。そんな中 珍しく芋が苦手の大学生もいました。しかし彼は大学生ではなく浪人生でした。

その大学芋のお店(いわた)は東京の店を閉め心機一転で川越へ引っ越してきたそうです。しかし わざわざサツマイモの激戦地 川越に乗り込むとは思い切った決断でした。

芋は もちろん紅赤(埼玉のブランド芋)を使用します。皮を剥いた輪切りと皮付きの縦切りスティックタイプ(340円)の大学芋があります。
芋を2度揚げすることで表面はカリカリで中はしっとりの食感を出します。どちらもさっぱりした蜜が程よく絡む絶品の大学芋でした。

さらに大学芋パフェや大学芋とサツマイモのアイスを合わせデザートも好評のようです。

その大学芋を食べていた大学生が考え出した縦長の〃おさつチップ〃も好評のようでした。そのチップスの特徴は縦に長くスライスしているところです。
そうすることで油で揚げた後 透明カップに盛られたチップスは南国の花が開花したように見えます。また〃おさつ〃と言うだけあって一枚一枚が黄金のお札のようにも見えます。

チップスを購入したお客さんはスマホや携帯で川越の小江戸をバックにおさつチップスを持った自分を写真に撮る人が多いようです。
インパクトのある写真が撮れるとあって大好評のようです。まさに川越の歴史ある町に新しい風を吹かせた大学生の斬新(ざんしん)なアイデアでした。

ちなみにその おさつチップスの売っている小江戸おさつ庵は土日のみ営業だそうです。まさに川越は〃芋天国〃といった感じでした。

大学生だけでなく小学生や中学生にも人気の大学芋
南国の花が開花したように見える〃おさつチップ〃大ヒット商品

ーーーこのあとついに川越に 何とも奇妙なゲテモノ菓子が登場します。心してご覧ください。

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