テスト

空にあるはずの太陽が地上に降りて来たかのような輝きを放つそのお店はデパートの宝石店でした。
透明なガラスケースの中では青 赤 黄 と様々な色に光り輝くそれらの宝石は まるでハップル宇宙望遠鏡で撮影された銀河の姿のようでもありました。

それらの素晴らしい光を放つ宝石が なんとその店では はかり売りされていました。
30種類以上ある宝石の山の中から自分の好きなものを選び客が自ら手のひらサイズのシャベルを使い箱の中に入れて行くと言う物でした。

しかもその宝石の値段は なんと100グラム200万円ではなく たったの200円でした。しかもキラキラと光る指輪が一つ なんと150万円ではなく たったの150円でした。
それは絶対に おかししい宝石店の陰謀(いんぼう)だと思いつつも試しにその宝石をひとつ舐めて見る事にしました。

すると口の中いっぱいに懐かしくも甘~い味が広がりました。そしてよく見るとそこには飴 金平糖(こんぺいとう)さらには氷飴と書かれた文字を発見しました。
慌ててその場所を確認したところ そこはデパートの宝石店ではなく なんと川越の菓子屋横丁の飴屋さんでした。そして先ほどの150円の指輪もガラス玉で出来た子供用の指輪でした。

それにしても宝石と見間違えるほど綺麗な飴の数々でした。

もともとは飴職人が集まっていた一角を飴屋横丁と呼んでいたそうです。
そして菓子屋横丁は今から約140年前の明治の初めごろ江戸っ子好みの気取らない駄菓子を売りで出したのが始まりだとされてます。

その菓子屋横丁は今でも懐かしいお菓子を買い求めるお客さんで大賑わいの観光スポットです。

さらに菓子屋横丁の駄菓子屋さんではペットボトルのキャップほどの大きさのミニヨーグルトや食べると口の中で強力な静電気が発生する〃ぱちぱちパニック〃などが売られてました
それらはどれも僕が小学生の時に通った駄菓子屋に売られてたお菓子でした。そこは まるで子供のころにタイムスリップしたかのような空間が広がってました。

宝石の山
色とりどりの宝石と見間違えた飴の数々(川越 菓子屋横丁) (1)
色とりどりの宝石と見間違えた飴の数々(川越 菓子屋横丁) (2)
ハップル宇宙望遠鏡で撮影された宇宙の姿

ーーーこのあとも横町の通りを歩き様々な御馳走と出会います。

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