テスト

今から約55年前の事です。かれこれ数百年間も我慢し座り続けてきた非常に我慢強い鎌倉大仏も ついに座りつかれてしまったのか なんと足を少し浮かせました。
その時 なんと大仏様が55センチも宙に浮いてました。しかしよーく見たら大仏様の膝のところにははジャッキが23台設置されていました。実はその日は鎌倉大仏の体重測定の日でした。

そのとき大仏様をジャッキで浮かせて重さをはかる方法がとられました。その測定は1959年と1961年の昭和の大修理のとき2回行われたそうです。
そしてその重さは なんとアフリカゾウ700頭分に相当する121トンもあったそうです。

さらに鎌倉大仏の銅の成分分析の結果 大仏様は銅よりも鉛(なまり)が多く使われていたことが判明しました。
そのため その昔 中国大陸にあった国の一つでもある宋(そう)のお金が使われていると推定されました。

さらに一般観光客でも30人以内なら鎌倉大仏の中に入ることが出来るそうです。

今は屋根もない野ざらしに座り続ける鎌倉大仏ですが昔は大きなお堂の中に安置されていたそうです。今でもそのお堂の柱の跡がちょうど腰掛の高さにまで削られ残ってます。
さらに鎌倉大仏が造られたばかりの頃は大仏に多くの金箔が張られ黄金色をしていたそうです。今でも右の ほっぺたのところにかすかに金箔の跡が確認できるそうです。

さらにあの水戸黄門のモデルにもなった徳川光圀(みつくに)公も鎌倉大仏を見学に来たそうです。その時 光圀公は絵付きの本まで書いて世間に鎌倉大仏の存在を広めたそうです。
しかしそこに描かれた大仏の台座が四角くなっていてさらに大仏は蓮の花ビラの上に腰かけていました。実はその後 震災が発生し台座の形も今の丸形に変えたそうです。

そして今も蓮の花ビラは4枚だけ台座の下に置いてあります。ドラマではいろいろなところを旅行したように描かれている黄門様ですが実際 遠出したのは鎌倉大仏だけとされてます。

鎌倉大仏は近年 昭和の大修理からおよそ半世紀ぶりに6千5百万円をかけて大修理を行ったそうです。そして鎌倉大仏はさらにピカピカになって生まれ変わったそうです。

大仏様の背中から中へ侵入できるようになっている

大仏様の内部