テスト

秋田県のある職人の家にやって来ました。その家は新鮮な空気と清らかな水が湧き出す山の中にありました。
家の玄関をくぐると部屋中いっぱいに真っ白な絹のカーテンがいくつもかけられてました。実はそのカーテンは秋田を代表するあるおいしい食材で出来てました。

そのカーテンの隙間から顔を出したのがこの工房の主人でもある職人さんでした。
職人は慣れた手つきで長い紐を2本も棒に括(くく)りつけながらも何とも器用に得意の あやとり をしてました。

一つも絡まることなく大きく波打つように揺れ動くその長い紐はまるで宙を舞う白い龍の様でした。
実はその白い龍のように見えてた紐は秋田を代表する麺料理だということが判明しました。しかもその麺造りには350年以上の歴史があるそうです。

そしてそのときちょうど北のほうから冷たい北風が吹いて来ました。
すると一気に部屋の中が寒くなりさすがの職人も寒そうに両手を合わせ手をこすり始めました。しかしその動作も職人の技の一つでした。

そのとき職人の両手に挟まれた紐のような麺は職人に強くこすられる事によって見事なねじれが発生します。
このねじりを加えるの作業により腰のある強じんな麺が出来上がるそうです。全く無駄のないその職人の動きに感心して頭が下がるばかりでした。

ある程度伸びきった麺の束は天井に吊るし掛けられます。そして職人は〃いい作品を作るには愛情が大切だ〃と言いました。
すると職人は天井に吊るされた麺の束に向かって優しく声を掛けながらマッサージを行いました。

宙を舞う白い龍のように見える生き生きとした麺
絹で出来たカーテン

ーーーーーこのあと職人の魔法の手にかかった麺は大きく姿を変えることになります。

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