テスト

目の前にはあたり一面フワフワと柔らかくも優しいクリーム色の世界が広がってました。その牛乳が黄色味かかったような液体は大きな水槽に入った大量の豆乳でした。 
その畑のミルクとも呼ばれる豆乳に熱を加えることで暖かい空気と共にフワフワで優しい湯気が発生します。

さらにどこからともなくやって来たのが豆乳の表面に浮く白くて大きな膜(まく)でした。その膜をすくい上げると なんと新聞紙ほどの大きさの湯葉(ゆば)が出てきました。
それは湯葉の生産工場で見た光景ですが まさにその湯葉の膜のようなペラペラの御馳走が なんと群馬県にありました。

ちょうどそのとき僕は地元 名古屋の きしめん のような平ぺったい麺を食べたいと思ってました。
そして偶然入った群馬県の うどん屋さんで なんと きしめん のような平ぺったい麺と出会うのでした。

さすがに人気店とあって店の中には大勢のお客さんがその平ぺったい麺を食べに来てました。しかしそこである異変に気づきます。
店内は水を打ったような静けさ そして誰一人として美味しそうに麺をすする音を立てて食べる人がいませんでした。

しかし僕はそんな上品な食べ方は出来ません。もちろん うどんが来たら思いっきり下品な音を立てて麺をすするつもりでいました。

しかしそのうどんは どんなに肺活量のスゴイ超人でもすすり切ることの出来ないほどの大きさでした。

こちらは名古屋名物のきしめん
こちらは湯葉を救った時の様子です。

——このあと群馬名物のペラペラうどんの正体が明らかとなります。

つづきをどうぞ