テスト

アメリカに戻った英世に新たな戦いが待ってました。しかし今度の敵は今までに戦った事のない かなりの強敵のようでした。

その病原菌は中南米やアフリカの熱帯地域の環境を好んで多く繁殖(はんよく)しています。そしてその病原菌の運び屋が熱帯の吸血鬼でもある小さな蚊です。
もし仮にそのら地方でその最悪な病原菌を持った蚊にチクリと〃ひと刺し〃されたら最後!あとは体中に張り巡らされた血管により死の病原菌は瞬く間に全身へと広がります。

患者はまず最初に肝臓を侵されたあと目や爪の白いところが真っ黄色に変色します。そして高熱に苦しみながら黒い血を吐いて死んでいきます。

そしてあろう事か英世はその死の病原菌に挑もうとしてました。1918年(98年前)英世41歳のとき会社から黄熱病の病原菌退治に南米エクアドルに行ってほしいとの依頼があります。
しかしそれはまさに命を懸けた大仕事でした。そのため英世も一度は〃ちゅうちょ〃した物の思い起こせば今まで多くの人に助けられて来ました。

そして今度は人々のために恩返しをする番だとあえてその危険な仕事を引き受けることにしました。蚊に刺されないための万全の準備をして臨みました。
そして英世はしっかりとした足取りでエクアドルの港に上陸しました。蚊に刺されない対策として足にゲートル(旧日本軍のすねあて)を巻いての登場でした。

当時まだ黄熱病のワクチンはなく開通したばかりのパナマ運河周辺の船員が感染する恐れがあったため事態は急を要していました。
そのため英世はエクアドルに着いたその日から出来るだけ多くの標本を徹底的に調べ決して手を抜くことなく長年つちかったやり方を貫きました。

一か月後 地元新聞が英世が黄熱病の細菌を発見したと報じると町は歓喜に包まれたそうです。 

この小さな生物が死の病原菌の運び屋となります。
黄熱病患者の症状

ーーーこのあと中南米での任務を終えアメリカへと戻ります。そして22年ぶりに恩人との再会を果たします。 

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