テスト

小学校を卒業した英世は再び左手の手術を受けた病院へ行き住み込みで働きながら約3年半に渡って医学の基礎を学んだそうです。英世が細菌学を知ったのもこの頃でした。

19歳になった英世は実家に戻り家の柱にある決意の文字を刻んでいました。その柱には〃志(こころざし)を得れば再びこの地を踏まず〃の文字が刻まれていました。
それは目標を達成するまでは決して帰らないとの決意でした。1896年その後 英世は実家を後にし医師の資格を取るため東京へと向かいました。

英世は医師開業試験の合格を目指すため寝る時間も惜しんで勉強したそうです。そのため一日の睡眠時間はたったの3時間だったそうです。

そして当時合格まで7年かかると言われていた医師開業試験を英世はなんとたった1年で合格しました。
しかし医師免許は取得したものの病院の開業資金がなく さらに不自由な左手を患者に見られたくないと言う事もあり今後は学者の道を進む事を決心しました。

そんなある日 友人から勧められた小説の中に野々口清作(英世の旧名)と言う自分と同姓同名の人物を発見します。 
しかも同じなのはその名前だけでなく生活習慣もそっくりでした。実は野口英世は金遣いが荒く多くの借金を抱えていたそうです。

さらにその野々口清作という人物は女遊びに道楽と堕落(だらく)を繰り返す毎日を過ごしていたそうです。
それを知った英世は慌てて自分の名前を野口清作から野口英世に改名したそうです。

英世が実際 上京前に刻んだ柱(野口英世記念館より)  (1)
英世が実際 上京前に刻んだ柱(野口英世記念館より)  (2)

ーーーーこのあといよいよ海を渡りアメリカへと渡ります。

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