テスト

上野先生に会いたがためにこれまで続けてきたハチの駅通いですが首輪を取られたり野犬に間違えられたり更には顔に落書きをされる事もあったそうです。
そんなハチに対する心なき いじめに心を痛めた日本犬保存会の初代会長の斎藤さんはハチへの人々の誤解を解いてもらおうと新聞記者に相談を持ち掛けたそうです。

そして後日ハチが駅に通い続ける本当の理由を記事にした新聞が発売される事になりました。
すると東京は一気に曇りだし大雨が降りだしたかと思いきやその雨は なんとあのハチの記事を読んだ人々の感動の涙でした。

そして今までハチを見下してきた人々がやがてハチを尊敬の目で見るようになります。
さらにはハチが毎日 決まった時間に改札口に現れるのでハチを時計代わりに利用した人まで出始めました。そしてハチはいつの間にか一躍 時の犬となります。

すると今度はハチに食べ物を与える人や寄付金を送る人が次々と現れるようになります。そして世界的に有名な海外の愛犬団体ポチクラブにハチが表彰されます。
さらに海外の有名な犬を集めた本には〃世界で最も忠実なる犬といえば日本のハチを忘れるわけにはいかない〃と紹介されました。

そして普通の人がどんなに頑張っても難しい映画出演やレコーディングまで一匹の犬(ハチ)が成し遂げます。
ここまで来るともう既にハチは単なるハチではなく徳川家康〃公〃織田信長〃公〃のように忠犬ハチ〃公〃と呼ばれるようになるまでに格上げされます。

ひとつの新聞記事がきっかけでここまで大人気となったハチですがそのとき朝日新聞の記事のタイトルが (いとしや 〃老犬〃 物語)でした。
気づくといつの間にかハチも老犬と呼ばれるまでに年を取っていたみたいでした。

確かに映画に映っていたハチの姿とレコードに収録されたオットセイようなハチの声はかなりのお年寄りのようにも見えました。

 

↓↓↓↓↓↓  さみしいよ~と叫ぶオットセイのようなハチ公の声(18秒)  ↓↓↓↓↓↓

↓↓↓↓↓↓  見事に映画出演を果たす忠犬ハチ公(34秒)  ↓↓↓↓↓↓

ハチ公が世界的に有名になるきっかけにもなった新聞記事!

ーーーーこのあと渋谷に新しいシンボルが誕生します。つづきをどうぞ