テスト

広場の真ん中にはたった1枚の赤い布切れのみを持った男が立ってました。するとその広場に砂埃とともに突風が吹き荒れて来ました。
次の瞬間〃ゴッォーー〃と言う轟音(ごうおん)とともに なんと凶暴な闘牛が数匹その男めがけて突進して来ました。

そしてついにその男は闘牛の鋭く尖った角に串刺しにされてしまったと思いきや寸前のところで身をかわしてました。
その後の荒れ狂った闘牛は頭を低くして次から次へとその男めがけて突進します。しかしその男は素早い身のこなしでスルリと闘牛の突進をかわします。

その見事な技はスペインの闘牛ですが まさにその闘牛士のように障害物をスルリとかわす絶妙な運転テクニックで走る路面電車がありました。
それがあの みんなの人気者 江ノ電(電車)でした。

今日も江ノ電は狭い路地で原付 軽トラからダンプカー ショベルカーに至るまであらゆる障害物を衝突寸前のところで身をかわし事故を防いでました。
そして江ノ電(電車)は ついに〃ポッーーー〃と大きな喜びの おたけび(汽笛)を挙げながら軽快に繁華街の中を突っ切って行きました。

さて 駅に着いたところでひと休憩 そして乗客の乗り降りを済ませると戸が閉まり再び走り出しました。

すると今度は左右から民家の壁が迫ってきました。しかし江ノ電は相変わらずマイペースで一向に速度を落とそうとはしませんでした。
気づくと周りは薄暗くなり江ノ電(電車)はそのとき なんと左右 天井と大きな壁に囲まれていました。

その大きな壁に囲まれたトンネルをくぐり抜けると一気に目の前が明るくなりその先には 何とも輝かしい湘南の海が現れました。
その海は江ノ電の窓から手を伸ばせば すぐに届きそうな近さでした。また江ノ電の車内で感じる潮の香りもまた格別でした。

海岸沿いに沿って走る江ノ電 (2)
海岸沿いに沿って走る江ノ電 (1)
車窓から手を伸ばせばすぐにでも届きそうなところに湘南の海があった

ーーーーこのあと江ノ電の歴史について簡単に説明します。

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