テスト

鎌倉(又は藤沢)の市街地にやって来ました。そこは狭い路地の両端に竹林のようにいっぱいの電柱が等間隔で立ってました。
さらにその電柱の先には蜘蛛(くも)の巣のような電線が張り巡らされてました。その電線をつたるようにして走っているのが路面電車の一種でもある江ノ電(電車)でした。

交通量の多い市街地を走るその電車はまるで巨大なバスのようでもありました。

江戸時代から鎌倉は古い寺や神社を巡る観光名所でもありました。
そのため市街地は今でも大きな観光バスが多く江ノ電(電車)とバスがすれ違う時にはお互いの運転手は一苦労だそうです。

そんな市街地では屋根の上にパンタグラフ(電車の上のひし形の部品)をのせた和菓子屋さんを発見しました。
さらにその店の中には電車の操縦レーバーや動かなくなった本物の江ノ電(電車)が展示されていました。すべて江ノ電(会社)からもらい受けたものだそうです。

さて 実際にその江ノ電(電車)に乗ってみる事にしました。狭い路地でも曲がれるようにと江ノ電の車体は小さく車内もかなり狭くなってました。
そして江ノ電が走り出すとすぐ左右を民家の壁に囲まれた細い道を 右へ左へと くねくねと大きく蛇行(だこう)しながら走ります。

車窓のすぐ隣を電柱が横切り さらにその真下には自転車をこぐ人の姿が見えます。

そのとき なんと江ノ電と乗客の目の前に大きな壁が迫ってきました。しかも江ノ電(電車)は一向に速度を落とす様子はありません。
〃どんどん〃と迫って来る壁は〃ますます〃大きくなり衝突まで10メートル 5メートルそして1メートルそしてついに〃ドカーーン〃と江ノ電は壁に大激突してしまいました。

すると目の前は真っ暗になり車内に粉塵(ふんじん)が舞ってました。それでも なんと江ノ電は何事もなかったように走り続けてました。
実はそのとき江ノ電(電車)は壁と衝突する寸前のところで〃くるり〃と身をかわし あわやの大事故を回避していたのでした。

まさに江ノ電(運転手)のレーサー顔負けの見事なハンドルさばきでした。そして先程の衝突音は隣の おじさんが車内で落とした水筒の音でした。

江ノ電は普通の電車よりかなり小さな車体
市街地を走る江ノ電(電車)の様子
本当に江ノ電は壁に衝突してしまったのか?

ーーーーこのあと数々の難関を乗り越えた江ノ電にさらなるサプライズが待ってました。

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