テスト

さて再び横須賀(海上自衛隊)の船の中へと戻って来ました。そこには大量の食材を調理場に運ぶ船員たちの姿がありました。
その量 なんと牛肉6キロ ニンジンと玉ねぎ それぞれ10キロ じゃがいも(馬鈴薯ばれいしょう)20キロでした。まるでその作業はちょっとした八百屋の店開きの様でした。

そうですその日は金曜日で海の上の隊員たちにとっては週に一度のカレーの日でした。毎週金曜日は全国の海上自衛隊員4万4千人が一斉にカレーを食べるそうです。
その習慣は長い航海で忘れがちな曜日の感覚を取り戻すために行われているそうです。その昔イギリス海軍は毎週木曜日にカレーを食べていたそうです。

そして日本の海上自衛隊では長い間 毎週土曜日にカレーを食べていたそうです。しかしその後 週休2日制が定着して以降 毎週金曜日にカレーが出されるようになりました。

そして船内の調理場では やっとカレーに入れる野菜の切り込み作業が完了しました。量が量だけに3人がかりで30分以上もかかりました。
さらに本日のカレーの量は なんと180人分だそうです。さて大きな鍋には もう既にカレーの基本となる鶏ガラスープが出来てました。

その鶏ガラスープは なんと12時間も煮込んで作られたそうです。そして別の鍋ではカレー粉と小麦粉を炒めながら少しずつ鶏ガラスープを足して粉を溶かしていきます。
そこで十分にとろみがついたところでジャガイモやニンジンを入れて行きます。さらに炒めた玉ねぎも入りました。

そのときコックは手漕(てこ)ぎボートのオールの様な かき混ぜ棒を使い鍋の中を焦がさない様に丹念にかき混ぜていました。

横須賀!海軍カレー調理開始!! (1)
横須賀!海軍カレー調理開始!! (2)
横須賀!海軍カレー調理開始!! (3)

ーーーーこのあといよいよカレーの味を左右する隠し味が投入されます。

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