テスト

昭和に入り東京を中心にやっと盛り上がりを見せた日本のカレーですが やがてヨーロッパやアジア各国に暗い影が襲って来ます。そして日本もその大きな影に飲み込まれて行くのでした。
そうですそれは第2次世界大戦の勃発(ぼっぱつ)でした。日本のカレーにまつわる年表もその戦争があった時期だけはスッポリと抜けてました。

カレーライスが安く食べれるようになった昭和初期(約90年前)の楽しかった時代も終わり戦中 戦後と食べ物に乏しい暗黒の時代がやって来ます。
一般庶民が食べられるカレーライスやカレーうどんは しばらくの間 表舞台から姿を消す事となりました。

しかし東京の高級レストランでは戦前と変わらない洋食が出されていたようでした。その一つが東京 銀座にあるスイス(又はグリルスイス)と言う洋食屋さんでした。
そしてそれは戦後3年目の事でした。

1948年(約70年前)その日そのお店である画期的な食べ物が偶然 生まれる事となります。そして間もなくその偶然を生み出す男が来店して来るのでした。
そして店にやって来たその偶然男は駆け足でテーブルに着くやいなや すぐに〃とんかつ とカレーライスを一緒の皿に盛って出してくれ〃と注文しました。

それならカツカレーを注文すればいいじゃないかと思うところですがその時代そんな便利な物は この世の中にまだ存在してませんでした。
そしてそのとき出された〃とんかつカレーライス〃が世界初となる〃カツカレー〃の誕生となったのでした。

そしてカツカレーの発明者となったその偶然男とは なんとあの読売巨人軍の〃千葉茂〃(※偉大な野球選手)でした。
そしてそのあと千葉さんは食べる時間が短縮されたおかげで何とか野球の試合に間に合ったそうです。

そしてカツカレー発祥の店となったスイス(又はグリルスイス)のカツカレー(1400円)はその後〃ゴツゴツ〃とした肉や野菜をなくすなどしてもっと食べやすく改良されて行ったそうです。

カツカレーの発案者でもある偉大なプロ野球選手 千葉茂
カツカレー発祥の洋食の老舗スイス(東京 銀座)
洋食の老舗スイス(東京 銀座)のカツカレー

ーーーーこのあとカレーの全国普及を狙うオリエンタルカレーの宣伝活動の様子についてです。

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