テスト

豚骨ラーメン(福岡 博多)や札幌ラーメン(北海道)さらには宇都宮(栃木)の焼きギョーザは戦後まもなく中国からの引揚者が考案したとされてます。
引揚者とは第二次世界大戦後 戦地から日本へ帰国した兵隊さんたちの事を言います。豚骨(とんこつ)や札幌ラーメン等は中国料理からヒントを得た中国にはない日本独自の食べ物になります。

そして豚骨(とんこつ)や札幌ラーメンの職人たちは男らしく麺料理だけの一発勝負で戦いに臨(のぞ)んでます。
一方 繊細(せんさい)な技を持つ横浜中華街の中国料理の達人はコース料理と言った多くの料理を小出しする戦法に出ました。

そんな中 横浜中華街でも 男らしく〃ガツン〃と大きな勝負をかけて来たのが福満園(ふくまんえん)の陳麻婆豆腐(※牛肉使用 1570円)でした。
普通の麻婆(マーボー)豆腐の頭に陳(ちん)が付く事で100年以上前に発案された当時の言わば元祖の麻婆豆腐がいただけると言う事になります。 

中国でも四川料理店に行けば必ず麻婆豆腐があります。しかし向こうでは麻辣(マーラー)豆腐と言います。
それは毛沢東(もうたくとう=中国の建国者)が始めた文化大革命(40~50年前)の時に〃マーボー〃から〃マーラー〃に改名されたからだそうです。

文化大革命の影響を受けてない台湾や香港では恐らく今でも麻婆豆腐と呼んでいると思います。僕も10年以上前に横浜中華街で陳麻婆豆腐を食べた事があります。
その元祖の麻婆豆腐は辣(ラー)油の辛さの後に山椒の痺(しび)れがやって来ます。その強烈な辛さは中国で食べた本場の味その物でした。

また横浜中華街の重慶飯店も20種類の香辛料を使用した激辛の麻婆豆腐(1200円)となってます。
横浜中華街の麻婆豆腐は かなりの激辛となってますので必ずしも日本人の好みに合っているとは言えませんでした。しかし僕は結構その味が好きでした。

でも日本人好みの味付けにするなら辛さをもうちょっと抑えて刻み葱と赤みそを入れたほうがよさそうです。しかし激辛!麻婆豆腐について来たコンポタが最高に美味しかったです。

元祖〃陳〃麻婆豆腐 (2)
本場のマーボーを食べた後はこんな状態です。
ほうずきの様な特別な唐辛子を使います。
元祖〃陳〃麻婆豆腐 (1)

ーーーーーこのあと日本で独自に進化した日本人好みの四川調理が次々と登場します。
つづきをどうぞ