焼きまんじゅう(群馬)１〃たこ焼き〃じゃありません!!

テスト

群馬県の商店街の店先には串に刺された様々な御馳走が並べられていました。外の皮はパリッパリッで中からはジュ―シーな肉汁が溢れ出すその串焼き料理は〃やきとり〃でした。
さらには串カツや〃おでん〃さらにはお花畑を思わせる様々な色の〃串だんご〃までも売ってました。

そんな中まん丸のツルツル頭にたっぷりのソースが〃べっとり〃とかかった〃たこ焼き〃がなんと串に刺されて売ってました。
しかもその〃串刺したこ焼き〃は群馬名物の食べ物だそうです。さっそくその焼きたての串焼きたこ焼きを買って食べて見る事にしました。

すると口の中に入れたとたん〃ふっかふか〃のソファーに腰掛けたときのような柔らかい食感とソースの味が口の中いっぱいに広がりました。
しかし噛めども噛めども主役のタコは一向に現れませんでした。それもそのはずそのとき串に刺されていたのは　なんと〃たこ焼き〃ではなく〃まんじゅう〃でした。

しかしその〃まんじゅう〃は普段よく見る甘い〃まんじゅう〃とは少し作り方が違ってました。
そしてちょうどそのとき店の奥で〃焼きまんじゅう〃の〃まんじゅう〃を作っているところでした。

その工房ではまず小麦粉に米麹(こめこうじ)を混ぜかくはん機で丹念に練りこんで行きます。季節や天候によって微妙に加減を調節しながら練り上げていきます。
練った生地を小さく丸めセイロ(平らな木の箱)に並べて行きます。この間にも〃まんじゅう〃の発酵はどんどん進んでいます。さらに丸めた生地をじっくり寝かせ熟成させます。

セイロを高く積み上げ床から立ち込める蒸気で一気に〃まんじゅう〃を蒸し上げていきます。蒸し上がった〃まんじゅう〃を4つひと串に刺してタレをつけながら焼けば完成です。

〃焼きまんじゅう〃は冷めると水分が抜けきり硬くなって美味しくなくなるそうです。そのため暖かいうちに食べるのが常識となっているそうです
さらに餡(あん)入りと餡なしの2種類が売られてます。また〃焼きまんじゅう〃は〃みたらし団子〃とよく似ているので購入の際は十分に注意が必要のようです。