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17世紀(1601年~1700年)

17世紀

17世紀初頭明の時代 中国に唐辛子が伝わる その後 唐辛子は 湖南省→貴州省→重慶省と渡り 100年かけて四川省に伝わった

銃弾頭唐辛子

1601年

 

1601年 熊本城

熊本城2

1602年

 

 ポルトガル人はマカオに聖ポール天主堂と言う巨大な聖堂を建てる

聖ポール天主堂は19世紀の大火事で門だけを残し焼け落ちた

聖堂地下には建設に携わった日本人(キリスタン)の遺骨が安置されている

聖ポール天主堂跡

1603年

豊臣秀吉により関東に追いやられていた徳川家康が次々と領土を広め全国を統一する

徳川家康(60歳)が江戸(東京)で江戸幕府を開く そのとき日本では江戸時代が始まった。都は初めて江戸(東京)に置かれた。以降 現在に至るまで東京は417年間 日本の首都となる。

1603年 彦根城 滋賀県 

彦根城

1604年 

 

広南国(ベトナム中部)と日本(徳川幕府)との国交が結ばれ貿易が始まる

日本とベトナムの間で印船貿易が行われる 長崎からホイアンまで船で40日かかった 朱印船貿易の絵巻物が名古屋の寺に保管されている

朱印船

ホイアンではオランダ ポルトガル 中国 日本人が商売を行い 日本からは伊万里焼(佐賀県)が輸出された

伊万里焼

日本から多くの銅が輸入され広南国(ベトナム中部)の通貨にもなった 当時は日本も通貨に銅を使っていた ベトナムドンのドンは銅の発音からきている

銅銭

1605年

徳川家康が江戸幕府(日本の中央政権)を開いた2年後 家康は将軍職を息子の秀忠に譲り引退した。

その頃 今の皇居に江戸城天守閣を建てる大工事が行われていた。

本丸 二の丸 三の丸 そして五層の天守閣からなる 江戸城は着工から18年後に完成した。

 

江戸城天守閣

1606年

 

1606年 スペイン人がマニラにイントラムロスと言う隔離壁を建設(スペイン人とフィリピン人を隔離する壁) フィリピン人は壁の中へ入れなかった

イントラムロス2

1607年 

   

日本の江戸幕府と李氏朝鮮が国交を結ぶ

1609年

 

江戸幕府(日本の中央政権)は鹿児島の島津藩に琉球(沖縄)攻撃を命じた。

その2年後 琉球(沖縄)は江戸幕府(日本)の属国となった。

それ以降 琉球(沖縄)は明(中国)に貢物(年貢)を送る一方で島津にも年貢を納めなければならなくなった。

1612年

1612年 名古屋城  第2次大戦時 消失 1959年再建

名古屋城

1614年

日本の大阪で徳川軍と豊臣軍による大阪 夏の陣と冬の陣の戦いが起こる その戦いに勝利した徳川軍は秀吉が築いた大阪城の堀を土砂で埋めてしまった。

1615年

1615年 四川省の峨眉山に報国寺が建てられる 峨眉山は道教と仏教の聖地で楽山大仏と一緒に世界遺産登録された

峨眉山 チベットモンキー
峨眉山 報国寺

1616年

徳川家康は以後260年にわたって続く徳川幕府(日本の中央政権)の基礎を作り終えたのち75歳で亡くなった

奥宮宝殿 家康のお墓(栃木県 日光)

1616年

 中国東北部出身のヌルハチが今の遼寧省のあたりに小さな後金国を立ち上げた 

ヌルハチは後金初代皇帝となる人物

初代皇帝 ヌルハチ

1617年

徳川家康の魂は日光東照宮(日本 栃木県)にまつられた その後 3代目家光が東照宮を今のように豪華に作り替えた

日光東照宮

1617年 久能山東照宮(静岡)  徳川家康が晩年を過ごした場所で徳川家康が埋葬されている  

久能山東照宮

1618年~1636年

    

1618年 明と李氏朝鮮の連合軍がヌルハチ率いる後金と戦ったサルフの
戦いが起こる 結果は後金の勝利 この戦いがのちの清王朝 建国へとつながった。

サルフの戦い

1618年


1618年 島原城 長崎 

島原城2
島原城3

1618年

後金は明の遼寧省 撫順(ぶじゅん)を占領する

撫順市 ヘトゥアラ(赫図阿拉)ヌルハチの住まい

1622年

湖南省 鳳凰にある南方長城が900年以上の歳月を得て完成する

南方長城

1622年

 

 

ポルトガル人が当時 敵対関係にあったオランダ人を狙って中国 マカオのモンテの丘に大砲が設置した

モンテの丘

1623年 

  

カンボジアはシャム(タイ)や広南国の攻撃を受け弱体化する もともとクメール文化が浸透していた南ベトナムはベトナム人が入植しベトナム化が進む  現在のホーチミン市にサイゴンと言う地名が付いた。

 

1624年

 

 

オランダと明の間で衝突が起こる 戦闘の結果 オランダが勝利し オランダは台湾の領有権を取得した

そこでオランダは台湾(台南)にゼーランビア城(安平古堡)まで築いた

オランダ統治下の台湾は砂糖の栽培で栄え 中国の福建省や広東省から台湾へ移り住む人が増える

ゼーランビア城

1626年

遼寧省で明が後金に勝利する ヌルハチは戦闘の怪我が原因で戦死する

1627年

   

 

1627年 李氏朝鮮にオランダ人船乗りから大砲の製造法が伝わる

(同年) 

後金は食料と物資を求め朝鮮へ侵攻する 李氏朝鮮との戦いは後金が勝利する

李氏朝鮮 後金 戦争

1628年

 大飢饉が発生し植えた人々が暴動を起こした その暴徒の頭であった李自成は大きな力を持つようになり 北京を陥落せせる

1628年

  

1628年 紅毛城(台湾北部)スペインとオランダ人が建てた城

紅毛城2

1628年~1635年

 

1628年~1635年後金(満州族)と北元(モンゴル)との7年間に及ぶ戦争が始まる

 

1629年

1629年 福陵(瀋陽 遼寧省)  後金初代皇帝 ヌルハチの墓

福陵

1630年

 

チベット グゲ王国はラダック王国に征服され滅亡する

レー王宮3

1635年

  

1635年後金(満州族)との7年間の戦争に敗北した北元(モンゴル)は滅亡する

 

1636年

 

 

琉球は清朝(中国)の属国として清に朝貢(税金)を納めていた。また琉球は日本の島津藩(鹿児島)にも年貢を納めていた。

 

1636年

  

 

 清のホンタイジが李氏朝鮮を攻める 戦いは清が勝利し朝鮮は清の属国になった

2代目 ホンタイジ

1637年

      

北ウイグル地方はジュンガル(最後の遊牧民国家)の支配下に入る

 モンゴル高原 中国ウイグル 中央アジアと広大な領土を持つ史上最後の遊牧民国家 オイラトがジュンガルホンタイジ国と国名を変更する 

ジュンガルホンタイジ国の占領地域

1637年

  

 オイラト軍(モンゴル中央アジア中国ウイグル)がチベット人が多く暮らす地域アムド(中国 青海省)を占領する

青海省 アムド


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<目次>
ペストの世界流行①室町②明③李氏朝鮮が誕生(14世紀)

日本内戦勃発 応仁の乱 明 北京遷都 モンゴルの反乱 土本の乱(15世紀)

大航海時代到来 フィリピン スペインに占領される(16世紀 前期)

安土桃山時代 秀吉の朝鮮出兵(16世紀 後期)

ベトナムホイアンの発展①江戸幕府②清が誕生(17世紀 前期)

オランダが台湾をグアムサイパンはスペインが占領(17世紀 後期)

清 領土拡大 モンゴル併合 清越戦争 日本天明の大飢饉(18世紀)