テスト

濃厚な〃どぶ汁〃にポカポカと浮かんでいるのは〃あんこう〃の胃袋や皮などの珍味の数々です。それらのコリコリまたはシコシコした食感がたまらない鍋料理でした。
しかし ここで残念なお知らせが一つあります。何故か食べても食べても肝心の〃あんきも(海のフォアグラ)〃の姿が見当たりませんでした。

一体 どこへ逃亡してしまったのか思いきや…その〃あんきも〃はもう既にその濃厚スープの中にじっくりと溶け込んでいるとの事でした。

何だか残念な気持ちになってしまいましたが しかし最後の最後に〃あっ〃と驚くサプライズが待っているのでした。
そしてスープのみとなってしまった鍋の中から〃お待たせしました。〃と言わんばかりにポッカリと黄金の豆腐が浮き上がって来ました。

早速その黄金豆腐をパクリと口の中に入れてたとたん なんと〃びっくり〃その豆腐はまさにあの海のフォアグラ〃あんきも〃でした。
それはスープに溶けずに生き残った まさに〃奇跡のあんきも〃でした。

しばらくすると口の中いっぱいに〃あんきも豆腐〃濃厚な味が広がります。そして体いっぱいでその〃あんきも〃の幸せな味を実感したところで めでたく今回の鍋も終了となりました。

そしてゆっくりと席を立ったところで〃ちょっと待ったー〃と店員がご飯と生卵 持ってやって来ました。

なんと 最後の締めくくりは〃あんきも豆腐〃ではなく鍋の余ったスープで作る〃卵入りのおじや〃でした。
でも僕は最後は〃あんきも豆腐〃のハッピーエンドで締めくくるほうが良かったような気がしました。

そしてすっかりその締めの〃卵入りおじや〃も食べ終わり気づくと呼吸をするのも苦しいほどに食べ過ぎてしまいました。
ふと視線を下へ向けるとそこにはそこにはもう一つの〃あんこう腹〃が出来上がってました。

鍋の底で生き残った奇跡の黄金豆腐〃あんきも〃